これは行政による犯罪ではないだろうか。BBBムービー「バティモン5 望まれざる者」。
同じことでも、個人がやれば犯罪で、
行政がやれば、サービスと言われる。
理不尽に過ぎる。
しかも、行政の長は、そんな理不尽なことをやってる自覚がないから、
余計、タチが悪い。
市長代理は、自分が酷い目に合うまで、
そのことにまったく意識が及ばない。
いや、酷い目にあっても、
それでも、自覚してないのかもしれない。
そこには、平等の思想は、まったくないかのように思える。
これが、平等の思想が生まれたフランスの首都、
パリでの、出来事なのだ。
人間の想像力の、特に政治を担う人たちの想像力の狭さをも、
描いてる映画なんやな、と思った。
それにしても、フランスの移民問題も根深いんやなあ。
で、やはりフランスでも、行政が同じように、
力づくで、一人一人の人間を薙ぎ倒してるんやなあ。
移民を犯罪者集団のように思う人たちが、
どこの国にもいるけど、
犯罪に走らせているのは、誰なのだろう、
ということを考えないと、その犯罪は減らないだろう。
排除の理論では、根本原因の解決にはならない。
これは決して、遠い国の話ではなく、
ワシらの周りにもある話なのだ。
この映画観て、すぐに思い出したのは、
最近のニュースやSNSでよく見る、
日本に来たクルド人のことであった。