公害病の被害者たちの映画なのに、心が洗われた。BBBムービー「阿賀に生きる」。

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ドキュメンタリーのお手本のような映画やったなあ。
新潟水俣病に苦しみながらも、
過疎の町で、明るく、逞しく生きるおじいさん、おばあさん。
(と言っても、ワシといくつも違わん人もいるのだが)

途中で、何度も新潟水俣病のことを忘れそうになるのだけど、
明るく生活してるおばあさんの手が、異様に曲がってたりして、
「あ!そうだった」と思い出すのであった。

出演者と映画の距離感のなさに驚いた。
プロ仕様のカメラを見る機会など、
ほとんどないだろう人たちが、
本当に自然にカメラに笑いかける。
時には、スタッフと普通に会話し始める。
スタッフも農作業を手伝う。

3年という年月をかけて、信頼関係を積み重ねていかないと、
こんな絵は撮れないんだろうな、と思う。

こうやって、人間は、川を恐れながらも、
川とともに、生きて来たのだなあ。

新潟水俣病の映画だと思って観に行ったのだが、
こんなに心が洗われるような気持ちになるとは思わなかった。
観に行って、本当に良かった。

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