映画「沖縄を変えた男」(ややネタバレ注意)
マブヤーやハルサーエイカーの監督ってことで、
かなり期待して観たんだけど、
相当ガッカリ。
「根性論が破れました!」ってことにしか
なってない気がするんやけど。
「結局、沖縄変えてないし」と思ってもたわ。
戦争の話も取ってつけたみたいやしなあ。
前半の同僚に言った
「内地コンプレックスを覆す」と言う宣言を
果たせなかったことと、
子どもたちが楽しそうにキャッチボールしてるの見て、
生徒たちから、あの楽しさを奪ってしまったこととが、
原因で最後の号泣を
してるんやったら、
深いと思うんやけど、
それは穿ち過ぎな気がするなあ。
生徒への愛も、感じさせるところがゼロではないけど、
テーマというには足らん気がするなあ。
うーん、モヤモヤが収まらない!!
何より残念なのは、栽監督、
本当は素晴らしい方やのに、
この映画ができちゃうと、
ほかの語り方がしにくくなって
しまう言うことかなあ。
栽監督のイメージが、これで固定されたら、
教え子とか、多くの人たちが悲しむんちゃうかなあ。
栽監督の教え子たちへの愛が
感じられなかったのは、
この映画監督が栽監督への愛を
感じてなかったことのような気がした。
沖縄の動員数塗り替えたって、
ほんまなんかなあ、と思ってしまいました。