映画&本「信さん」。

映画が良かったので、
原作を読んでみた「信さん」。
岡山への出張の行き帰り、2時間足らずで
読める短い作品ながら、
映画以上に、胸がキュンとした。

少年時代に誰もが感じたはずなのに、
具体的には思い出せない、
自分の居所のない寂しさ。
(たぶん孤独感などという言葉にはまだ昇華していない。)
だからこそ、少しでも見つかった場所を愛おしく思う気持ち。
そして、それが、すぐに無くなってしまう切なさ。
年上の女性に対する幼いエロスも微笑ましい。

映画とは、ストーリーも結末もかなり違っていたが、
どちらも好きな作品だった。
鑑賞し終わったあとの、余韻、そして切ない気持ちは、
原作の方がより強く感じた。

この文章読んで、実際、この本を読んでくれた方がいたのが、
嬉しかったです。
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(20230708記)

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