大城美佐子さん、ご逝去。

またしてもレジェンドが逝ってしまった。
人の定めとは言え、辛くて仕方ない。



沖縄民謡界の重鎮、大城美佐子さん死去 84歳 「絹糸の声」 故嘉手苅林昌さんの名相方

ワシが大城さんの歌に出会ったのは、いつだったろう。
「絹糸声」と称される人間の声か?と疑ってしまうほどの艶のある声に驚き、
聴きまくり、出演されてた映画「夢幻琉球つるヘンリー」も観た。
とにかく追いかけ回した。
大好きな映画「ナビィの恋」にも出てらしたなあ。

那覇の大城さんのお店「島思い」にも通い詰めた。
福岡に転勤する少し前、沖縄ロケ終わりに同僚と行ったときは、
お客さんで大工哲弘さんと安里勇さんがいらっしゃってた。
レジェンドの鈴なりで興奮してしまったものだ。

お店の人の勧めで(堀内カナちゃんだったかな?)、
三線に太鼓の伴奏で「島唄」を歌わされることになった。
「こんなレジェンドの前で恐れ多い!」と尻込みするワシ。
知らんもんやから、平気な同僚。
一人やったら絶対歌わなかったやろな。
恥ずかしかったけど、一生の思い出や。
ありがとう、栗岡。

その時撮らせて頂いた写真を無理矢理、
福岡への転居通知のハガキに使わせて頂いた。

おかげで、ワシの転居先、沖縄やと思ってた人が何人かいたらしい。

今でも大城さんの歌聴くと、体の中を熱いものが走り出す。
それが、ワシの沖縄への思いから来るのか、
純粋に大城さんの声の力なのかは、よくわからない。

一番最近生で見たのは、一昨年の拾得だろうか。
堀内加奈子ちゃんと出ていらっしゃった。
相変わらず、かっこよくタバコを吹かす姿に痺れた。

この二人が歌ってる姿は、師匠と弟子を越えて、
親子のような、お互いを思いやる気配が感じられて、たまらなかった。
「お互いを好きで、大事に思ってるんやなあ」と
気持ちいい空気に包まれたもんだ。

その数年前、法然院で観たライブも忘れられない。


いつも、隣には川島くんがいたんやな。
今日、大城さんの訃報を知らせてくれたのも川島くんやった。
確か、橋の下世界音楽祭で観たときも、一緒やったな。

二人で偲ぶ会でもしようか。
美佐子さんの話、語り明かしたいなあ。

一番最近観た動く姿は、去年年末に公開の民謡魂。
大工哲弘さん、古謝美佐子さんとステージにいらっしゃる姿に、
めっちゃ興奮した。
あのときは、すごくお元気そうやったのに。。

ドラマとしては、一昨年、中江裕司さんが監督した
「甲子園とオバーと爆弾なべ」がワシの知る限り最後か。
「ナビィの恋」の中江監督にきっちり挨拶して逝かはったんやなあ。

今は、ただご冥福をお祈りするだけです。
嘉手苅林昌さんや、せいぐゎーさんによろしくお伝えください。

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