映画「スケッチ・オブ・ミャーク」配信開始。
8年ちょい前、映画館で観て、
「もう一度観たい」と思ってた「スケッチ・オブ・ミャーク」の配信が、
昨日から始まった。
8年前当時、書いた感想がこちら。
基本的には映画の印象は、初めて観たときと変わらないが、
今回観たときの方が、心に深く刻まれたような気がする。
それが、二回目だからか、
大切な人が、何人も旅立って、向こうの世界が身近に感じられるようになったからか、
ワシ自身が、前回よりも8年ちょい、向こうに近づいたからかはわからない。
おばあ、ひとつひとつの言葉が、ズシンと響き、
歌は五臓六腑に落ちていった。
今回、一番感じたのは、監督の大西功一さんの手腕の素晴らしさだった。
前回の感想を今読み返すと、前回も少し感じていたようだが、
歌の途中に挟まれる風景、
何気ない手持ちカメラの揺れ。
大西さんは、確実に、この映画を何かを紹介するドキュメンタリーとしてではなく、
宮古の神歌をモチーフにした、もうひとつの歌(叙事詩かもしれない)のような気持ちで
創ってはるのだはないか、と感じた。
あと、多良間島の浜川春子さんの歌が、他の歌とはちょっと違ってて、
印象に残った。
沖縄民謡にも、、宮古民謡にも似ていない。
ほとんど継承する人のいない、ユネークというジャンルらしいが、
むしろ、アイヌの安東ウメ子さんを思わせる歌だったのが、
不思議だった。
いろいろ検索してみて、久保田麻琴さんの文章で、
穀物をつくときの労働歌らしいということが分かった。
(2024年1月現在、その文章にはアクセスできなくなってました。)
多良間島生まれで、現在も多良間在住の友だちにも
「ユネーク」知ってるかどうか、聞いてみたが
「知らない、ユニーク?」と聞いてくる始末。
生で聴いてみたいのになあ。
シゲめ、役に立たんやつめ(笑)
もしかしたら、伝統が、既に失われてしまってるのかなあ。
ワシは、アマプラで観ましたが、
Amazonの他でも、
DMM、Google、Gyao store、iTunes、J:COM、
Rakuten TV、TSUTAYA TV、VIDEX.jp、ひかりTV、ビデオマーケット
で、観られるみたいです。
この機会に是非!!
DVDが欲しいという方は、こちらへ。
公式サイトはこちら。