Barレインコート5周年イベント 「塩と胡椒SHOW,SHOW」@十三GABU。
2018年2月18日、昨日は十三東口 Barレインコートさんの5周年イベント
「塩と胡椒SHOW,SHOW」で、十三のGABUさんへ。
第七藝術劇場の下に、こんな立派なライブハウス出来てるとは知らなかった。
いきなり湘南台の中華三番のひーちゃんが声かけてくれてビックリ!
遠路はるばるようこそです!
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まずはchamaraさんから。
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初めて聴くけど、ええ声したはる。
ノーウーマンノークライがグッとくる。
サム・スミスのカバーもいいな。
ギターが控えめだけど、繊細で、ボーカルとのバランスがいい。
日本ではあまり聴いたことのないタイプの弾き語りギターかな?
アメリカでありそうな感じかも。
chamaraさんは、動画見つけられず。
もう一回、ノーウーマンノークライ、聴きたかったんだけど。
続いてナオユキさん!
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まだ明るいのに、ドッカンドッカン!
えーお客さんやー。
考えてみれば、今年初のナオユキさんライブか。
新ネタもいろいろ聴けて嬉しいー!
受けたネタには拍手まで飛び出す。
ほんまに、ええ客やー。
今年もナオユキさん、おもろいぞ!!
休憩時間、ロビーに出ると坂口さんがアフターアワーズの上野さんや、
さこ大介さんを連れていらっしゃった。
さこさんに5度目くらいの「初めまして」頂く。
さこさん、うちに泊まって頂いたこともありますよー!
ライブも何度も観せて頂いてますよー(笑)
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口石和人さん。
車椅子から極上のブルースギターが聴こえる。
艶のあるセクシーな声が、それに乗っかる。
バーボンと言いたいところだが、なぜか芋焼酎が飲みたくなる。
今日は先が長いので、もう少し我慢するか。
MCもうまいなー。
お客さんとの間にほのぼのとした空気をサッと作りはった。
「次で最後の曲になります。」
「エーっ!」という客、
「まだやるんや?」といじる客、
「まだやるわっ!」
こういう雰囲気、大阪ならではかもしれんなー。
お!待ってましたの三浦雅也さん!
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あー!この声、やっぱり好きやー!
2曲目で早くも大好きな「道化の華」。
人の痛みに思いを寄せられる人じゃないと、
作れないし、歌えない曲だと思う。
三浦さんの音楽には、そういうことに目を配った優しさと、
だけど前を向いて生きていこうよ、と語りかける強さがある。
人柄と生き方が、歌に染み出してるんやろなー。
「うなぎ節」と「雅也のズンドコ節」で会場を味方につけたところで、
しっとりと「ステラ」。
この曲も好きやー。
「手のひらからこぼれ落ちたカケラたち泥水に追われてどこに行く」。
優しくて美しい言葉だなあ。
らもさんの「いいんだぜ」のカバー。
三浦さんが、この歌をカバーする意味はすごくよくわかる。
泥にまみれた、生き方の下手くそな人たちに向ける
三浦さんの優しさが、この歌にも流れてる。
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ラストはW.C.カラスさんを招いて「冒険王」。
この曲がタイトルになってる三浦雅也さんのソロアルバム「冒険王」は、
とんだ名作です。まだお聴きでない方は、ぜひこの機会に!
「冒険王!」と叫ぶところ、
なんとなく「ロッケンロー」にも聴こえるなあ。狙いなんかな(笑)
続いて、W.C.カラスさん。
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こんなに好きな人ばっかり出ると、嬉しくて、なんかアホになってまいそうや。
って、アホやなかったみたいなこと、ゆーてもうた。
カラスさんの硬質で伸びのある声は、ほんとクセになるなー。
ギターがまたカッコエエ!
根拠も、行ったことも、ないけど
「メンフィス!」って感じですー。(なんやそれは)
なんか音が日本人離れしてるんよなー。
大阪ブルースとはまた系統の違う、ブルージーな音で、
そこにビロードのような声が乗っかって、
キラキラと華やかで強い音楽が出来上がる。
富山の山奥で木こりをしてる方から
こんな音楽が生まれてくるんやなー。
なんか不思議な気がする。
カラスさんの歌は日本語なんだけど、
ちょっとエッチな歌詞が出て来て
あーほんまにブルースが好きなんやなーと思って、にんまりしてしまう。
「誰かが死んだら靴を見るといい」は
ブルースチャートの1位に輝いたカラスさんのオリジナル曲。
じわーっと沁みてくる名曲やなあ。
続いて、これもヒット曲「うどん屋で泣いた」。
もうタイトルだけで名曲、聴くとさらに名曲!
再び、ナオユキさん!
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やっぱりドッカンドッカン!
こういう広いとこで、ナオユキさん目当てじゃない人もいるとこで、
ナオユキさんが受けてるの、なんかめっちゃ嬉しい。
音楽がええから、ナオユキさんもどんどんあったまって、
声の調子も上がっていってる。
そしてROIKIさん!
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ディープなデルタブルース。めちゃカッコイイ!
声も渋くて、ロバート・ジョンソンみたいで、たまらん!
生でやってるのに、SPレコードから聴こえてくるような気分になる。
演奏は無茶苦茶渋いのに、
MCになると、グダグダ話で、
それがまたブルーズっぽくて、たまらん気分になるんでした。
なんとなく、久しぶりにコークハイ飲んでるのは、
ROIKIさんの曲で、アメリカンな気分になったからかもしれん。
ラストにやった曲、お父さんの友人で詩人の人が作った詩に、
ROIKIさんがメロディを付けたという曲「物差」が、
夢に出て来そうなくらいええ曲だった。
デルタブルースがベースなのに、
不思議な節回しで、
ちょっと文語体が混じる歌詞を
少しずつずらして歌う感じが、
昭和っぽくもあって、ぐいぐい引き込まれた。
ROIKIさんの知らんかった面を観れた。
すごい埋蔵量やなー。
そして、そしてAZUMIさん登場!
今回はナオユキさん除いて、すべてギターの弾き語りという
面白いイベントなので、
それぞれの人のギターとの付き合い方がそれぞれ違うのがわかるのも、
観てて面白い。
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AZUMIさんは、ギターと語り合うように、
ギターに、自分の気持ちを聞いて、確かめるように歌う。
きっとギターの前では、一番まっすぐな自分が見えて来るんだろう。
「天王寺」から「6月25日」への流れ、やばいやろ!
切なすぎて、鳥肌が立ちそうだった(立ってないんかい!)
曲の途中でも、ここぞ!というところで歓声と拍手。
ほんまに上質なお客さんや。
そしてAZUMI説法!この日はジョニー・キャッシュさんが
まず降りて来はりましたー!
次はドロンドロンの関西弁のチャック・ベリーさん(笑)
凄いテンション!もう場内大爆笑の渦!
次に来たのは、持って来たのにまだ弾いてなかったエレキギターさん(笑)
かき鳴らして、ストン!と終わりました。
カッコエエーー!なんかものすごいもの観せてもろた。
ちょっと興奮して、体温上がった気がした。
是非、AZUMI説法を体験して欲しいのだが、
長いので、動画は「6月25日」を。これも、名曲!
三度ナオユキさん!もー完全に客を掴んでる。
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こうなったときのナオユキさんは最強!!
ちょっとAZUMIさんが混じってるかも(笑)
強烈やったもんなー。
パワー全開のキレッキレのナオユキさん。みんなが本気で笑ってる。
心の底から笑ってる。
なんかわからんけど、ワシも誇らしい気持ちになって来た。
ワシ、この人を好きで良かったー!
そしてとうとう大トリ、木村充揮さん!
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ステージに出て来て、歌も歌わず酒を飲む(笑)
ワシら、わざわざ金払って、何観せられてんねん(笑)
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で、一曲目は「ジョージア・オン・マイ・マインド」。
あー!美しい。切ない。
この人の場合、もう曲はある意味なんでもいい。
このギターと歌があれば、それで十分て気になってしまう。
いや、もうそこにいるだけでも嬉しい。
まあ山ほどのダジャレを少し控えて、
その分、もう一曲歌って欲しい気持ちも正直、あるけどな(笑)
まあ、これが木村さんやし、しゃーないなー。
歌うこと、生きること、息すること、
すべて木村さんの中では同じ意味なのかもしれない。
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レインコートさんのマスター、コバやんがステージに登って、
しばし共演。
「木村さん、ひと言いい?」「なんや?」「む、胸が痛い」「はよ病院行き!」と
ミニコントがありまして(笑)
あの名曲。ほんまに泣きそうになる。
ひとり行儀悪いおばはんがしょーもないこと、
いろいろゆーが、それもすべて笑いに変える。
ほんま素晴らしい。
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「嘘は罪」でこの曲の作詞者、さこ大介さん登場し、デュエット!
ええもん観れた!嬉しいわー。
次に「嫌になった」持ってくるか!もうサイコー!!
「星に願いを」も良かったなー。
ラストは「いつか見た町」を、観客みんなと一緒に。
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ほんまにすべてがベストパフォーマンスやったんやないか、
と思える素晴らしいライブやった。
16時に始まり、終わってみれば、23時越えの、長いライブ。
ええ音楽を聴くのは、体力いるので、こちらも、ヘトヘトになったが、
心地よい疲れで、どこか興奮して、収まらない気持もあったので、
坂口二郎さん組に相乗りさせてもらい、
ホームみたいな神山町へと移動したのであった。
「つづく」(かも)