良元優作&尾島隆英@ポーポー屋。

3日連続良元優作ライブの最終日は、再びポーポー屋さんで。
本日は「キムおじさん」から。
昨日とはガラッと違って切なく始まりました。
ギターソロ、入りのとこが少し変わってて、
これもまたキュンとして美しくて、ええなー。

もう大阪でも桜が咲き始めた。ってことで「春の虹」。
今日はゆったり、声を伸ばして歌ってるなー。
桜は咲き始めたが、ここ数日は寒の戻り、雪の歌「京阪電車」。

昨日のパンツパンツパンツが強烈だったので、
この三曲で、そのイメージを塗り替えてもらって良かった。
今日はしっとりした良元優作さんに浸ろう。
と、思った途端「道間違える」(笑)
いつも、裏切られるなー優作さんには。
だけど、それがいつも心地よい。
で、その「道間違える」も、また激しさの質が変わってた。
パンツパンツパンツからのフィードバックかな。
常に変化する、進化するとこも、
良元優作さんというミュージシャンの特徴のひとつなんやと思う。


「星を見ながら」は、元々好きだったけど、
作ったときの謂れを聴いてから、さらに存在感が大きくなった曲。
今日も、噛み締めながら、聴かせてもろた。

今日の対バンは富山の尾島隆英さん。
初めて聴くけど、ギター弾きだしたひとつ目の音から好きになった。
一音一音が粒粒になってるワシの好きな音。
声も伸びがあって、ええ感じ!

大谷氏と言い、カラスさんと言い、
最近、富山のミュージシャンに驚かされることが多いなあ。
裏声の混じるハイトーンボイス、気持ちええなあ。
声量もすごくて、マイク通してないのに、耳に突き刺さるようだ。
リリカルできれいな音楽かと思うと、
そのきれいさが高まっていって、激しさまで到達する感じが面白い。
ギターもそれと軸を同じにしてて、基本きれいな感じで、
それがそのまま高まって激しさに至る。
なんだかボーカルがモリッシーっぽくてギターがジョニー・マーっぽい気がする。
ワシ的には「ひとり ザ・スミス」やな。
ご本人は好きな人として、ブルース・コバーンとバート・ヤンシュを挙げられた。
ここで、その名前聴くとは思わなかったなー。
そのブルース・コバーンのカバーが絶品で美しかった!
ギターのインストはバート・ヤンシュのカバーかな?
尾島さんは、30前後の青年、
その若者からペンタングルの初代メンバーの名前が出て来るとは思わなかったなー。
なんか、すごく嬉しい。

再び優作さん。久しぶりに聴く「ケツに火がついた」。
なんか楽しそうにやったはる!
ブレイクで決めはったボーズを撮り損ねて、めっちゃ残念!(笑)

ボトルネックで「ヘイヘイブルース」。
やさぐれててかっこええ!
アコースティックに持ち替えて「月と金星」。
これもギターソロが進化してた!
本当にこれだから良元優作ライブは目が離せんのよなー。
「風につらつら」は、いつでも光景が見えて来るのだが、
春が近づいて来たこの季節だと、
さらにリアルに、ワシの頭の中で、一編の映画が流れたような気になった。
「平気な顔」は木山捷平さんの詩に、優作さんがメロディをつけた曲。
短いけど、かわいい好きな歌。
「なにも考えない」。これ聴くと、やはり昨日のこと、思い出してしまうが、
それとはまた別物の良さなんよなー。
あ、「なにも考えない」からの「遠い空」。
最近多い、この流れ、エッジ尖ってて気に入っております。

再び尾島さん。
この歳で、この完成度はすごいなあ。

お!友川カズキさんの「夢のラップもういっちょ」!
ほんまに若いのに、ええ音楽聴いて育ってはる!
嬉しくなってしまうなー。
ラストの「本を読む」って曲かな?
初めて聴くけど、もうイントロから「あ、ワシの好きな曲や」と思った。
優作さん、ええ人教えてくれてありがとうございまーす!

最後は二人で。まずは優作さんの「マイホーム」。
イントロ部分や間奏のとき、
尾島さん、「この曲にこんなフレーズ入れて来るんや!」て新鮮な感じのギターやった。

次は尾島さんの曲。なんか優作さんが兄貴に見えるなあ。
ライブで、優作さんが、そんな風に見えるのって、
もしかしたら初めてかもしれない。
「ペプシドライブ」も不思議なフレーズ入れて来はった。
こういう人と違う感じ方する、って言うのは、貴重な財産なんやろな。
すっかり尾島隆英さん、気に入って、CD買って帰ります。

アンコールは二人並んで一曲ずつ。
まずは尾島さんから。
尾島さんの声は、なんか快楽物質を染み出させる中毒性がある気がする。
ちょっと聴き込んで確かめてみよう。

優作さんは「まあいいやで日が暮れて」最後の最後にも、
好きな曲聴けて嬉しかったなあ。

3日とも違う良元優作楽しめて、対バンや共演者にも大満足できました。
主催のさわさん、ありがとー!

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