映画「buffalo ’66」。
意表突かれたなあ。
「バッファロー’66」のリバイバル上映。
もう20年以上前になるのか、
ヴィンセント・ギャロのダメカッコ良さに、惚れ、痺れ、
「ダメは素晴らしい」という間違った価値観を
ワシに植え付けた映画なんかもしれん。
こちら、予告編。
音楽が、またダメかっこいい。
90年代の終り、時代遅れ、ダサい、と封印されてたようなプログレ全開。
YESの「燃える朝焼け」にクリムゾンの「ムーンチャイルド」。
時代遅れでもなんでも、かっこええもんは、かっこええ。
俺がそう思って、俺の映画に使うんやから、誰に文句言われようとかまへん的な、
ヴィンセント・ギャロの確信が伝わってくる。
他の音楽も、スタン・ゲッツだったり、ネルソン・リドルだったり、
めっちゃ自由に、映画の世界を広げる音楽使ってはるなあ!
予告編の終わりに出てくるタイトルワークも「かっこいい!」って痺れたんよな〜。
アーシーな色使いも、もうたまらん。
せっかくなんで、使用音楽の動画を。
で、そのリバイバル、こないだ火曜に観てきた。
で、やっぱりカッコよかった。
で、やっぱりダメ人間だった。
ほんと、もうそろそろ「人生こんなもんでしょ。ダメでええでしょ」って
開き直るべき時期のおっさんやおばはんにも、観てほしいし、
人生これからの若い人にも「こういうダメな人生かておもろいんや」と思って欲しい。
まだ全国各地で、順次公開。
皆さん、是非。