映画「buffalo ’66」。

意表突かれたなあ。
「バッファロー’66」のリバイバル上映。
もう20年以上前になるのか、
ヴィンセント・ギャロのダメカッコ良さに、惚れ、痺れ、
「ダメは素晴らしい」という間違った価値観を
ワシに植え付けた映画なんかもしれん。
こちら、予告編。

音楽が、またダメかっこいい。
90年代の終り、時代遅れ、ダサい、と封印されてたようなプログレ全開。
YESの「燃える朝焼け」にクリムゾンの「ムーンチャイルド」。
時代遅れでもなんでも、かっこええもんは、かっこええ。
俺がそう思って、俺の映画に使うんやから、誰に文句言われようとかまへん的な、
ヴィンセント・ギャロの確信が伝わってくる。
他の音楽も、スタン・ゲッツだったり、ネルソン・リドルだったり、
めっちゃ自由に、映画の世界を広げる音楽使ってはるなあ!

予告編の終わりに出てくるタイトルワークも「かっこいい!」って痺れたんよな〜。
アーシーな色使いも、もうたまらん。

せっかくなんで、使用音楽の動画を。

「You Tubeで見る」をいクリックすると、ご覧いただけます。
YESの「燃える朝焼け」。
これは実際の映画の使用シーンとは違います。
映画のダイジェストに使用曲YESの「Sweetness」を合わせてます。
この曲、久しぶりに聴いたなあ。
クリムゾンの中のファンタジーな部分、
この部分が拡大して初期ジェネシスになった気がする。
これは何やろ?
映画で使われてるわけではないんやけど、
映画のシーンに、ベルベット・アンダーグラウンド合わせてる映像。
なんやろ、むっちゃ合ってるし、かっこよし。

で、そのリバイバル、こないだ火曜に観てきた。
で、やっぱりカッコよかった。
で、やっぱりダメ人間だった。

ほんと、もうそろそろ「人生こんなもんでしょ。ダメでええでしょ」って
開き直るべき時期のおっさんやおばはんにも、観てほしいし、
人生これからの若い人にも「こういうダメな人生かておもろいんや」と思って欲しい。

まだ全国各地で、順次公開。
皆さん、是非。

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