宇治拾遺物語by町田康。
ガキの頃、オヤジの書庫にあった、
日本古典文学体系をわからんなりに盗み読みしてた。
その中で、面白くて、一番読んだのが宇治拾遺物語だった。
と言うと、賢そうなエピソードに思われるかもしれんが、
ナカミ的には、舌切雀とか、わらしべ長者とか、
誰もが知ってる昔話も多い。
説話に紛れ込んでる、そういうのを見つけ出し、
解説を読みながら、なんとなく現代語に自分で訳すのが面白かったのだろう。
で、この音源。
宇治拾遺物語の中でもめっちゃ楽しい「こぶとりじいさん」の話を、
町田康さんが現代語に訳して朗読してる。
町田康さんならではの言葉のセンスが、もうあちこちで光ってるなあ。
ちょこちょこ盛ってるとこも最高!
ゲラゲラ笑いながら、子どもの頃思い出してた。
ありがとう!町田康さん。
ありがとう!この動画、教えてくれたナオユキさん。
人間って、やっぱりこの頃から、いやこのずっと前から、
ほんまにアホで、アホやからこそ、哀しくて、
哀しいからこそ、可笑しくて、愛おしい存在なんやなあ、
と思いましたわ。
まあゆーたら、小太りなおっさんが「こぶとりじいさん」を紹介してるってことやな。
絶対誰か言いそうなんで、先ゆーておきました。