大阪春のテン祭り その1「動物絵画はお家芸」@大阪歴史博物館。

状況は状況やけど、いい季節。
なんちゃら宣言が出ると、また中止になってまうかもしれん、と
大阪でやってる気になる展覧会を回ってしまおう、と出かける。

ひとつめは、家の近所、上町台地の大阪歴史博物館でやってる
動物絵画はお家芸」展。

せっかくなので、マスクも国芳の猫マスクで、動物コーディネート。
って、しまった!天地逆やがな!恥ずかしい!!

ここは大阪では一番昔から栄えた上町台地にある歴史博物館ってだけあって、
常設展では、大阪の歴史をみっちり展示してくれてる。
敷地的には難波の宮の一部なんやろなあ。
窓から難波の宮大極殿跡も見える。

去年、5月かな、あの大極殿とこで、
会ったのが、難波屋のけんちゃんとの最期の機会になった。
あれから一年近く経ってるのに、状況全然好転してる実感ないことに寂しくなる。

と、少しセンチメンタルになってしまったが、
さすが、標高で言うとたぶん大阪市で一番高い場所、
近くは大阪城だったり、史跡公園だったりして見晴らしのええ場所、
に加えて、本日の好天、生駒まで見渡せる、なかなかの景色でございました。

で、展示もなかなかのもんです。
日本の中で古代から、ずっと途切れることなく歴史を重ねて都市って、
ワシ、福岡と大阪だけやと思ってるんっやけど、
その大阪の歴史を、しっかり教えてくれて、
知らんかった発掘秘話みたいなんまで、語ってくれる。

今日は、先の予定もあったんで、駆け足で観たけど、
今度は常設展目当てで、一日かけて来たいと思う。
特別展入れて600円はお得な値段やわ。

博物館は10階から下で、観覧できるのは6階まで。
その大阪城側が、階を下るごとに少しずつ風景が変わるのも面白かった。

10階は、やはり遠くまで見渡せる。
近いけど、下の階だとビルに遮られて見えない、ワシが入院してた
ふたつの病院もかろうじて見える。

これは9階かな?ビルと大阪城のバランスが良くなっってきた。

8階か7階、視点が下がった分、
石垣に目が行くようになる。
右の写真の焼け跡みたいなん、なんやろ?
検索してみたが、分からず。

6階になると。完全に大阪城が主役になる。
いやあ、この眺めだけでも、値打ちありますわ。

あ、景色のことばっかりゆーてましたが、展示もなかなかです。
これ、江戸時代の難波橋やったかな?
ワシの住んでるところは大阪天満宮の近くなんで、
割と古い時代から、ずっと展示されてて、
江戸時代は青物市場とかあって、なんか嬉しなりました。
住んでる町が、さらに好きになった気分。

新指定文化財のとこには、横山ホットブラザーズさんが!
昨年の年末に亡くなられた長男アキラさんのご冥福をお祈りします。

さあ、六階のお目当ての展覧会です。
本日分かったことは、顔出しは自撮りが、大変難しい、いうことですね。
周りに誰もおらんかったので、なんとか自分で撮りましたが、
顔出しかどうか分からんし、表情が本気すぎですわ。
反省。

この展覧会、もともと去年三日間で中断してしまった「猿描き狙仙三兄弟」展の振り替え展みたいな展覧会。
去年、うかうかしてて行きそびれたワシは、絶対行っておきたい展覧会だったのでした。

いやいや、念願叶ったりです。
狙仙の次兄、森周峰の蝦蟇仙人図、頭抑えられてる蝦蟇の表情がたまりません!
長兄、森陽信のは若冲とはまた違う気品のある鶏やなあ。
耳鳥斎の怖そうやない地獄図も好きやし、松本奉時の蝦蟇図のおおらかな線にも惹かれる。
もちろん、森狙仙のの毛質、そして、哲学的な表情、何度観ても、また観たくなりますわ。


図録、欲しかったけど、買っても大体一回目を通すかどうかなので、
できるだけ買わないことにしている。
今回も我慢。入手グッズは、実用的なものに。
絵葉書、缶バッチ、付箋ですな。
付箋が一番気に入ってるかな。

まず、1つ目の「テン」終了。
お昼時になったので、勝手知ったる病院の食堂に向かう。
この辺りでは、健康に気を使ってくれてるし、
そんなに高くないし、わりと空いてるし、
谷4の駅までの地下通路もあるので、穴場レストランやと思う。

動物絵画はお家芸展、大阪歴史博物館で予定では5月17日まで。


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