橋の下盆踊りンピック「二日目(最終日)」(7月24日)。

二日目のタイムテーブルは、これ。

今日も、観たいのんばっかり!
楽しみ〜。
コンビニで買い出しして、信号待ちしてると、
隣に早苗ちゃんとひさぼんさん。
次の信号では、谷口くんが合流。
アメリカン・ユートピアのオープニングシーンか!
とか言いながら、会場に到着。

今日のゲートは、仁王さんのようなお二人が守ってた。
ああ、もう楽しいやんけ!

楽しみにしてたPLUTATA&GIANT STEPSを観ようと本丸に向かうと、
昨日出番やったT字路sのお二人と遭遇。
昨日は、ご挨拶できなかったので、しばしお喋り。
ちょっと前、お二人と手島さんとのスリーショットを送られて口惜しかったので、
ワシもスリーショットを撮らせて頂く。
お話するのは、たぶん一昨年の石垣島以来。
あ〜〜嬉しい!

ナオユキさんとはツーショットで。

PLUTATAの原始のようなリズムと、根源的叫びのような歌が広がる。
GIANT STEPSの龍が、会場を跳ね回る。

三日経って、記憶があやふやなのだが、最初は確か「エイの夢」。
一曲目から、もう幸福感が溢れ始める。

「生きてるだけで幸せ」。
PLUTATA観てると、そんな気分が、
身体から溢れ出す。
「ゼロ」は、気がつくと歌ってた。踊ってた。
PLUTATAは、ワシを裸にしてしまうような、
なんか原初的なエネルギーがある。
唯一無二のバンドや。
この音に、また生で会えたことが、心から嬉しい。

ラストの「パレード」まで一気に駆け抜けた。
もうこれだけでも、今日の来た意味があるのだけど、
今日は、まだまだお楽しみがある。
ほんまに凄いわ。橋の下。

続いては、櫓でOBRIGARRD。

普段、あまり接することのないクラブ系の音楽を生で聴けるのも、
橋の下の醍醐味。
けど、ただのクラブ系じゃなく、なんか民族音楽も混じってるが面白い。
掻き立てるようなリズムが、身体を否が応でも揺さぶってくる。
確かに櫓でやるべき音楽かもしれない。
ほんまに橋の下には、ハズレがないなあ。
感心してしまうレベルの高さだ。

ちょっと空き時間の間に、大兄ちゃんのお店でお買い物。
今年は参加料もあったが、橋の下の精神の支柱のひとつやと思う、
「投げ銭」をさせて頂く。
この文章は、何回読んでも、ええ文章や。
自分で考えるとは、どういうことなのか、
改めて、確認する。

続いて、本丸で、Kikisoso Band。
全然知らんバンドやったけど、
これが今回の大収穫やった。
チベットの人たちと日本人の混成バンドで、
チベットの現代曲をアレンジしてるらしい。

数年前のハンガイのときにも感じたけど、
こういう音楽に心が動いてしまうのは、どういうことなのだろう。
ワシの中にあるアジア人の血なのだろうか。
フロントの三味線とギターを混ぜたような楽器の音も、すげえ引っかかった。
隣にいた手島さんも同じようなことを感じてたみたいで、
いつしか、二人とも、最前列で、跳ねながら聴いていた。

音源欲しくて、アーティスト物販に走るが、何も売ってなかった。
帰ってから、ググってみたけど、やはり見つからず。
今のところ、You Tubeで我慢してるが、あったら欲しいなあ。
どなたかご存知でしたら、教えて下さい!

続いては、横丁で夢野カブさん。
Kikisoso Bandにガクガクに揺さぶられたので、ちょっと遅れていくと、
おおっと!関根真理さんも出てはる!!
ああ、やっぱりこれも、遅れたらあかんライブやった!!

おおお!しかもワシの大好きなThe Endさんの「ロックンロール」やってくれた!!
この歌、元々好きやけど、カブさんの声にあってて、たまらんわ〜〜。
なんだか、昨日、今日のことがまとめて胸にこみ上げてきて、
泣きそうになる。
終わってから、次のライブまで5分しかなかったんやけど、
カブさんに挨拶せずにはいられなかった。
カブさん、ありがとう!!
また来月、大阪で待ってます。

そして、本丸では、これもすごく楽しみにしてた友部正人さん。

友部正人さんは、遠藤ミチロウさんへの詩を読み始めた。

そしてミチロウさんがよく歌ってたという友部さんの曲、
「誰も僕の絵を描けないだろう」を歌う。
素晴らしい。
涙に抗えそうにない。
もう言葉がない。
こんな奇跡みたいな瞬間が、今日いくつあるのだろう。

音源は、友部さんとミチロウさんの両方を、是非。

櫓では、郡上おどり保存会の演奏が始まる。
踊りに命を賭ける男、谷口くんが、神妙な顔で踊ってる。
ワシは、ちょっと疲れて休憩しながら観せて頂いている。

谷口くん、わりとマジに研究してるらしく、
「郡上おどりには8種類あるんで、そのうちどれくらい
ちゃんとマスターしてるか試しておきたい」ゆーてたなあ。
お気張りやす!

次のステージに行く途中、
なんか洗濯機を改造した不可思議な物体でノイズミュージックみたいなん
やってる人がおった。
心惹かれたけど、次のステージまで時間がない。

さあ!次は大阪勢。
横丁であふりらんぽのオニちゃんこと、佐伯真有美ちゃん。

オニちゃんも凄いステージをやってくれた。
オニちゃん自身が橋の下を好きでたまらない、
という気持ちが、溢れ出てるようなステージだった。

そして、それを目の当たりにしてる観客を、
ひとつにして、熱狂させている。
なんか嬉しくて、体中から、いろんなもんが溢れ出しそうな気がした。
脳漿とか、髄液とかは、そう簡単には溢れ出せんから、
代表として、涙が溢れ出してる気がする。

ほんまに、ありがとう、橋の下。

さあ、そろそろ終わりが近づいてきてしまった。
でも、楽しみにしてたバンドはまだある。
次に本丸でやってた滞空時間も、めっちゃ楽しみにしてたバンド。
ガムランやスティールパンの混じった唯一無二の音楽をやってくれる。
基本は、バリの民謡なのだろうが、
それだけでは、とても語り尽くせない、奥行きのある音楽を聴かせてくれる。
日本にこういうバンドがあることが、
なんか誇らしくて、嬉しい。

ちょっと前の席に座ってた人のアロハが気になって、
それ見ながら聴いてたので、写真一枚しか撮ってなかった(笑)

春画のアロハ。
終わってからお聞きするとWACKO MARIAというブランドのアロハらしい。
帰ってすぐ検索してみたが、どこも売り切れてて残念!!
欲しいなあ。

と言いつつ、滞空時間は、しっかり聴いてましたよ。
聴けば聴くほど、好きになる音楽。
一度、ゆっくりワンマンで聴いてみたいです。

そして、とうとう最後のバンドになってしまった。。
寂しいけど、嬉しい。
だって最後は櫓で亀島楽隊(TURTLE ISLAND)
やはりフィナーレはこうじゃなくちゃ!
最初からテンションマックスで、凄いことになった。
櫓のエネルギーと、観客のエネルギーがもう分けられないひとかたまりになって、
橋の下に渦巻いている。

祭りのフィナーレは、こうでなくては。
ここで、これを聴けるだけで、もう嬉しい。
次はいつできるかわからないからこそ、この時間に熱くなる。
けど、また再び、ここに集まれますように。

次の日、抜け殻のようになったワシは、
近鉄で帰る気力なく、
新幹線で、昼すぎには帰宅し、
その日一日、ほぼ何もせずに過ごしたのであった。

7/25記。

次の橋の下はいつになるか分からないけど、
必ずここに帰って来たい。

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