三回目の「アメリカン・ユートピア」。

アメリカン・ユートピア」、今回は、爆音上映。
ちょい前からやってたんやけど、気がついたら明日まで。
先週は夜の回もやってたんやけど、今週は昼だけ。
焦って、今日、塚口サンサン劇場に行ってきた。
嬉しすぎたのだろうか、上映1時間近く前に会場についてしまい、
喫茶店で時間を潰す。

ちなみに、一回目、二回目のレポートはこちら。

塚口サンサン劇場は時々、爆音上映をやるんで近頃、話題になってる。
ちょい前、この状況になる前は「ボヘミアン・ラプソディ」の
爆音、立ち見、拍手、声援ありでやってたらしいが、
さすがにこの状況なので、座って、静かに観賞。
けど、やはり音楽映画なので、爆音で聴けるのは嬉しい。

爆音は初めてだし、3回目ならではの気づきもあったのだけど、
今回は、できるだけ何も考えず、流れを感じながら観ようと心がける。

いやあ、ほんまに隙なく楽しい。
どの曲も、ジワ〜〜〜っと染み込んだり、心がザワザワしたり。
ミュージシャンのテクニックも凄まじい。
考えつくされた照明や映像も、何回観ても感心してしまう。

特に最後の3曲では、もうじっとしてられないくらい、
揺さぶられまくる。
まずは、デビッド・バーンらしいアフロビートにのせて、
白人警官に罪なく殺された黒人たちの「名前を言え!」と叫ぶ「Hell You Talmbout」。
凄腕のミュージシャン揃えながら、音階楽器を使わないこの曲で、涙がこぼれ出す。

※この動画は、映画のシーンではありません。同名のツアーの映像だと思われます。

この曲のとき、ステージ進行中、唯一、ステージ以外の映像が使われる。
犠牲になった人々の写真。たぶん遺族と思われる人の掲げる写真。
古くは、1950年代くらいから、つい10年くらい前まで。
20代〜30代が多いが、中には10代の子どももいる。
とりあえず、ワシよりはみんな年下。
その人たちの「なぜ?」を思うと、怒りや悲しみの混ざった涙がこぼれた。
この曲は、オリジナルの動画も載せておきます。
こっちも、力強く、怒りや、やるせなさが、胸に突き刺さって来る。

そして、その次に、今度は打楽器さえ使わない「One Fine Day」。
涙は、流れ続けた。
けど、ちょっとさっきの涙とは違って、
なにかいろんなものを洗い流したあとに流れるような清々しい涙だった。

そして最後は「Road To Nowhere」。
もうわかってる展開なのに、3度目なのに、
やっぱり心が騒ぎまくる。
会場を練り歩くシーンで、さっきの涙は、歓喜の涙に変わっていった。
これから、何度も観て、やっぱりその度、涙を流すのかもしれない。

※この映像も、同名ツアーのものだと思われます。

終わった瞬間、会場から拍手が起こる。
もちろん、ワシも便乗した。
「この会場で観て良かった!」と改めて思った瞬間だった。

人混み苦手で、なんとしても梅田を通らず帰りたいワシは、
阪急塚口から、JR尼崎まで、バスがあることを知り、
初めての路線バスに乗り、東西線で余韻に浸りながら帰ってきた。

この状況のままだと、今度、映画館にコレを観に行くことはないかもしれんなあ。
次は、歌ったり、踊ったり、歓声上げたりしながら観たい。
となると、、DVDだな。
だったら「Stop Making Sense」との二本立てで、我が家上映やな。
どなたか、上映観に来ますか?
チケットお安くしておきますよ!
(金、取るんかい!)

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