京都小旅行①「あじき路地」。

先日、京都に一泊で行ってきた。
まずは、テレビ番組で知った「あじき路地」。
京都は「路地」と書いて「ろうじ」もしくは「ろおじ」と発音するので、
ここも「あじきろおじ」と呼ぶのだろう。

京阪の清水五条駅から歩いて5分程度かな?

目印は、この大黒湯さんの看板。
この角を鴨川から向かって左に折れて、
お風呂屋さんの隣。
入り口が狭くて、最初は気づかずに通り過ぎてしまった。

この家と家の間の私有地の敷地にも思えるところを抜けると、
京都の昔ながらの路地があった。
もうこれだけでも、ここに来て良かった、と思えるええ感じの景色やな。

さっきリンクしたページに詳しい説明があるが、
この路地は、大家のあじきさんが若い工芸作家などに職住一体型の町家を、
安い家賃で貸してはるらしい。
この日は平日だったので、開いてるお店は少なかったが、
「en」という工房が開いていたので、お邪魔した。

名前の通り「円」をモチーフに、いろんな素材に、絵を描く作家さんだった。
お仕事の手を休めて、いろいろお話して頂いた。
靴は、某靴屋さんとのコラボ商品らしい。
他にも、意外なものにペイントされてて、お店を観て回るだけでも楽しかった。
お聞きすると、自分で持ち込んで、好きなものに描いてもらうこともできるらしい。
ただ、一点一点、手作業なので、値段は、やはりそこそこ。
衝動買いできる値段ではなかった。

お話してる間にかかってた音楽が良かったので、
なんて音楽か聞くと、ご自身の音楽だった。
そのCDが売ってたので、頂いた。
もちろん、ジャケットや盤面にも作品が印刷されてるので、
作品も持って帰れた。

あじき路地のこともいろいろお聞きした。
平日の午前中だったので、開いてる店は少ないけど、
文六という喫茶店が開いてて、食事もできるらしい。
長居してしまって、ちょうどお昼時になってたので、
そこでランチすることに。

その前に、路地を散策。

うん、ええ感じ。
入口にある銭湯の煙突が、ええアクセントになってる。

文六さんでは、自家製ケチャップに惹かれてナポリタンを注文。
ケチャップも美味しいし、パスタが固めでワシ好み、正解。
若い男の子が一人でやってるらしいが、
すごくええ感じの人で、「おまたせしたので」と少しサービスしてくれた。
確かにお昼時で、お忙しそうにしてたけど、
ワシは空間の心地よさを味わって、ボ〜〜ッとしてたので、
待たされたこと自体、気づいてなかった。

お腹がいっぱいになったので、次の目的地に行くのに、最短距離ではなく、
少し向こうのバス停まで歩くことにした。
その間にはちょうど祇園宮川町があるので、
風情も味わって行くことにしよう。

祇園甲部の「いかにも」ではない分、
余計に暮らす人の中の京都を感じる。
道の向こうに建仁寺が見え隠れするのもええなあ。

たまたまこの旅行から帰ったら、従姉弟から手紙が来てて、
橋本家のルーツは建仁寺辺りにあって、応仁の乱の戦乱を避けて、
現在の梅小路に移ったらしい、という話が書いてあった。
たまたまワシは、室町時代にご先祖様が歩いていたであろう、
もしかしたら住んでいたかもしれん町を、
散策していたのだな。

鴨川、高瀬川を渡り、河原町四条のバス停へ向かう。

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