映画「サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ〜」。

音楽映画が豊作な今年だが、
またすごい角度からの音楽映画ができたものだ。
映画のストーリーからも、観客の耳からも
聴覚を奪ってしまう「サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ〜」。
是非、音響設備の整った映画館で観て欲しい。
ワシはシネ・リーブル梅田のodessaで観た。
主人公同様、ほんまに聴覚を奪われる恐ろしさを感じた。

その恐怖が、主人公の気持ちに同調していく。
まるで自分が主人公になったかのような不思議な感覚。
だから、説明されることなく、
主人公に訪れる別れのシーンも、
ほぼ主人公が感じた瞬間に感じていた。

そして、最後に訪れる、あのシーン。

これは聴覚を奪われることを否定的に描いた映画ではなく、
その中で、それを神から与えられた幸福として
捉え直すための映画ではないかと思った。

聴覚を奪われた疑似体験をしたのに、
映画館を出るとき、
ワシは、温かい気持ちに包まれていた。

見事な映画だと思う。

3年前に観た映画。
聴覚を失いつつある主人公と感覚が同期していく。
なんの説明もなくても、
感覚でストーリーが理解できてしまう。
生まれて初めてのような、不思議な感覚を味わった。
(20241014記)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ライブ中継録画

前の記事

下八@Dbar。
映画

次の記事

映画「トーベ」。