う○こな一日。

今日は、朝から焦っていた。
いや、正確に言うと昨日から焦っていた。

今日は、国民健康保険で受けられる年に一度の健康診断。
大腸がん検診※1のため、二日分の便を提出しなければいけないので、
昨日から検便体制※2に入ってたのだが、
便意が、うんともすんともやってこないのであった。

※1:ちなみに大腸がん検診はオプションで、ちょっとだけお金かかります。
※2:具体的には、検便キットをトイレに準備して、
自動洗浄スイッチを切っておくくらいのこと。
10数年前、この家に引っ越してきた頃、排便して「いざ、検便!」という瞬間、
目の前でザ〜〜〜と流れていった、悲しい過去からの学習。

いつも、軟便、下痢気味で、それが体質と思い込んでいたのだが、
この状況で、あまり酒を飲まなくなってから、
三日に一度は、便通のない日がある。
「ほんまはこれがワシの体質やったんやろかなあ」
と驚くのだが、今はそんなことに、しみじみしてる場合ではない。
とにかく、排便だ!

…結局昨日は出ず。
注意書き見たら、排便なかった人は、一日分は後日でもいい、とあった。
幸い、検査する病院は家からチャリで5分のところである。
一日分は諦めよう。
けど、せめて今日の分は持っていかなくちゃ!と、
朝からあの手この手で、便意を呼び込もうとしていたのだった。

いっそ下剤飲むか!
いや、バリウム検査もあるので、
薬は飲むな、とも言われてた。

浣腸は?手元にない。
先日、釜晴れのトイレに飾ってた池田慎先生作の浣腸シャンデリアが頭に浮かぶ。
「ひとつもらっておけばよかった」。
いやいや、あれは尊敬する先生の芸術作品だ。
第一、検査にそれを使っていいかどうかもわからない。

自力で便意を呼び込むしかない。
日頃、家では便意なかったのに、出かけた途端、急にお腹が動き出すことがある。
散歩に行ってみた。
…来ない。
「お腹冷えると出るかも」
くそ寒いのを我慢して、お腹出してベランダに出てみる。
…来ない。
それでも、奴はやって来ない。
なんだか頭の中に鈴木常吉さんの曲が流れ出す。
「日が暮れるまでにきっと奴はやって来る。」

いやいや、日が暮れるまで、では遅いのだ!常吉さん!
検査は13時30分からだ。
それまでに来てもらわないと意味がないのよ。
って、常吉さんに言っても仕方ないことを心の常吉さんに語りかける。
「知らねえよ!」と言われた。
当然だ。

(この辺から、ちょっと具体的な汚い表現が含まれます。
お食事中の方はご注意ください。 て、初めっから汚いっちゃ汚いんやけど)

最近、洗浄トイレで刺激されると便意が来ることがある。
「ワシは、お母さんに肛門舐めてもらわないと排便できない猫の子か!」
とか思うことがある。
けど、検便体制で、トイレに紙とか敷いてると、洗浄は使えない。
ふと思いつき、風呂場に行く。
シャワーのノズル、使ったことのないジェットに切り替えて、
肛門に当ててみた。
来た!来はった。かすかだが、来てくれた!
トイレで、今年最大級に気張ってみる。
(まだ三週間足らずですが)
小さいのがコロッとふたつ。
ホッとして、指示にある通り、
表面をまんべんなく、こすげ取ろうとするが、
固くて、こすげ取れない。
それでも、なんとか、格闘して、検便袋に入れる。

気がつくと、集合時間の15分前。
慌てて、チャリに飛び乗る。

検査はなんとか無事終了。
しかし、バリウム検査って、あんなに検査台の上で、
ぐるぐるローリングするもんだっけ?
おかげで、だいぶマシになってた五十肩、
また痛くなって来た。
水平くらいまでしか持ち上がらない。
リハビリ2回分くらい後退した気がする。
まあ、それは検査も大事なんで、
訴訟までは考えないでおこう。
しても、どうせ負けるしな。

この病院では、大腸とバリウムでの胃のがん検査の結果は、その日に教えてくれる。
小さな病院ならではのメリットやな。
検査結果を待つ間に下剤を飲んでおこう。

検査結果は「異常なし」であった。
ホッとする。
けど、大腸検査は一日分しかできてないので、
再び検査キットを渡される。
「バリウムの便が出終わってから、やって、持ってきてくださいね。
また少し待ったら、その日に結果、お伝えしますので」

昨日、今日の大格闘が思い浮かんで、うんざりするが、
出る日に検便して、それから三日以内に持っていけばいいらしいので、
今朝ほどの格闘は必要ないだろう。

空いた腹を慰める食糧を買って、家に帰る。
と、その途端に便意。
「早くも下剤が効いてきたか」と思い、トイレに入る。
まだ白くない通常便。見た目、柔らかそう。
「ああ、これが今朝、すんなり出てたら、苦労しなかったのに!」と思う。
やり直しの検便に使いたいところだが、
同じ日の便はダメみたいだし、バリウム便が出切ってからのを、
と言われてるので、
残念ながら、文字通り水に流すとしよう。

少し休憩してから映画を観に行くつもりだった。
で、出かけようとした刹那、
猛烈なあれがやってきた。
ほんまに「日が暮れるまでに奴がやって来た!」よ!常吉さん!
「知るかよ!」
当然だ。

ほとんど液体。白い。
バリウム便だ。
初めてバリウム検査を受けた日のことを思い出す。
その日の晩は、大阪城ホールでむっちゃ楽しみにしてた
ブルーハーツのライブだったのだが、席についた途端、
奴がやって来て、ライブのほとんどを、
トイレに流れている場内放送のスピーカーでしか
聴けなかった苦い思い出だ。
列車は、むなしく通り過ぎた。

ましてや映画。
トイレに場内放送もないだろう。
何しに行ったか、わからなくなる可能性大だ。
やむなく、諦めて、
撮り溜めしてたブラタモリの那覇の回を観る。
面白い!来週は石垣島の回だ。楽しみ。
とか思いながら観てたのに、寝落ち。

なんか断崖絶壁の上にある名刹に、
ケーブルカーがあるのに、登山道をよじ登る夢を見る。
ケーブルカーに乗らない理由は、
そのワシはタイムスリップして過去に来たワシで、
元々のその時代のワシがケーブルカーに乗ってて、
鉢合わせしたらえらいことになるからなのだ。
設定がややこし過ぎる!!

と夢に毒づいてたころ、目が覚めた。
もう20時になろうとしていた。

結局、今日一日、何してたんや。
大腸検査とバリウム検査、ふたつの検査のため、
う○こに翻弄されてただけやないか。
ほんま、う○このおかげで、う○このような一日であった。

救いは、どちらの検査も問題なし、ってことやな。
まあ「良かった」としておくか。




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