陽性日記(2月12日)最終話。
9日間の短期集中連載だった、この日記も、
ついに最終話を迎えました。
なんかホッとする気持ちと同時に、
少し寂しいような、不安なような、ちょっと複雑な心持ちです。
一人暮らしなので、家の中にいる分には、
うつすことも、うつされることも考えずに済んでたんやなあ、
明日何するか、どの映画をどの順で見ればロスが少ないか、とかも
考えずに済んでたんやなあ、
と、ある種気楽な日々を過ごしていたことにも、気づきました。
最終日も一日、体温、血中酸素飽和濃度とも、基準内。
昨日、家でやる用事は、ほぼ終わらせていたこともあって、
何をしなくちゃいけない、もない。
何をしたい、だけで過ごせる日でした。
で、何をしたかったか。
結局、昼寝でしたよ。
朝7時に起きて、ウダウダしてたんですが、
11時過ぎだったかな、ああ昼寝したい!
明日からは、昼寝したい時間にできない!
絶対、昼寝!!
昨日、昼寝せずに我慢した財産を、むざむざ放棄するような暴挙、
3時間半昼寝に突入です。
情けない。。
でも、今日は少し暖かくて、むっちゃ気持ちよかったので、
後悔はございません。
起きてしばらくすると、浜田真理子さんと真理野さんの配信の時間。
おおさか人権フェスタ2022で、無観客オンライン配信のよう。
ある意味、無観客で良かった。
大阪に真理子さんと真理野さんが来ててライブやってるのに、
自宅療養で行けないって話だと、けっこう口惜しかったかもしれん。
真理子さんと真理野さんの後半、
「竹田の子守唄」〜「貝殻節」の頃、窓から空を見ると、
自宅療養期間、最後の空が染まり始めていた。
「明日、どんなふうに夕日見るんやろうなあ」と思うと、
ちょっと切なくなってきた。
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夕日だけが原因ではないんだろう。
お二人の演奏が、美しく、素晴らしく、哀しくて、
胸がチクチクしていた。
真理野さんの宮古島の話、宮古馬の話、人頭税の話もグッときました。
これを観終わったら、今日やろうとしてたことは、すべて終了だった。
ちょっと早いかもしれないけど、
今回の自宅療養で考えたことをまとめておこう。
ワシの療養生活は、お気楽、と言っていいくらい軽症だった。
けど、このことで「オミクロンって、大したことないんや」と思われる方がいらっしゃったら、
「そうじゃない!大間違い!」と、本気で言いたいと思う。
オミクロンに統一意志があるのかどうかわからないが、
あるとしたら、その戦略は「とにかく拡散が第一」ということだと思う。
桁違いの感染力はもちろんだけど、
ワシのような軽症の人が多いのも、この拡散力のためだと思われてならない。
ワシの場合、軽症だけど陽性に気づき、誰とも会わない生活に入ったが、
この程度の症状なら、自分が陽性だと自覚せず、
普段通りに行動する人も多いと思うのだ。
それこそ、オミクロンの思う壺、
その自覚のない軽症者からでも、オミクロンは次のターゲットに広がっていく。
「軽症者が多いこと=症状が軽い」ではなく、
軽症者からうつった人の中にも、
重症化する人も亡くなる人もいる。
とにかく、拡散する目的に向かって、
すべてを研ぎ澄ましたウイルス、
それがオミクロンなのではないか、と思うのだ。
死亡率はデルタ株などに比べれば低いとしても、
母数が多ければ、死亡数も増える。
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/スクリーンショット-2022-02-12-20.47.10.png)
実際、ここ一年間見ても、この数日の死亡者数は、
昨年7月〜9月の第五波を上回っている。
このウイルスの目的を死亡者を増やすこと、とするなら、
デルタ株は「一撃必殺」で目的を達成しようとしてて、
オミクロン株は「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」方式ってことかもしれん。
ワシは、どっちのやり方にも加担したくない。
なんだか、自分の自宅療養の終了が、
世の自粛ムードの終了で、
明日からは感染のこと気にせず、生きていってええって、
脳みそが誤解しかけてる気もするのだが、
これからも、感染対策、怠りなく、
その中で、いかに人生を楽しめるかを追求していきたい。
と、アホな日記の割に、最後は少し真面目に、
この短期集中連載を終えようと思う。