ムジカの旅路〜幻想旅館〜Colloid×リョカンダファミリア。
誰や!この組み合わせ考えたのは!
せい子か!
お前は、ほんまに〜〜!
ほんまに、ほんまに、ありがと!
リョカンダファミリア終わった時点で、
なんかめっちゃ興奮してたんやけど、
Colloid終わったら、さらに血がたぎるような気持ちになってた。
それは、他の観客どころか、出演者もそうやったみたいで、
誰もが、嬉しそうに今日のライブをお互いに振り返ってた。
こんなライブって、めったにない気がする。
ということで、ムジカジャポニカで、すごい組み合わせのライブに行ってきた。
この組み合わせって、初めてなのかな。
まずは、かんちゃんのリョカンダファミリア。
直前にトラブルが発覚したようで、ステージで
なんやわ〜わ〜ゆ〜てる(笑)
ステージの演出上、暖簾が真ん中にあったのが、ええ目隠しになってた。
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暖簾から登場するのはもちろん、
この旅館の女将(という設定)の、かんちゃん。
トラブルは、MC部分のことだったようで、
演奏は、いつも通り始まる。
いや、いつも通りじゃない!
リズムが、いつもより全然若くて、飛び跳ねてる!
それもそのはず、今日のドラムは、21歳の志生太くん。
臨時アルバイトの設定だ(笑)
なんかもう別のバンドみたいに思える。
旅館がリニューアルオープンしたのか。
あ、いや、元々の音も、すごく好きなので、そのままあって欲しい。
ということはANNEXのオープンか。
どっちでも、ええか。
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志生太くんが、こんな大人数のバンドでやるの、
観るの初めてやったんで、
始まる前は「大丈夫やろか」と、
参観日に来る親みたいに心配になったが(行ったことないけど)
蓋を開けると、いつも通り、ほんま楽しそうに、
けど、ちゃんと全体の流れを見渡しながら、叩いてた。
それどころか、若い志生太くんならではの味を
このテクニシャン勢揃いのバンドに持ち込んでた。
すごい。ドキドキの必要なし。
ほんまにええバンドやなあ。
バンドとしての軸は、しっかりあるけど、
一人一人の個性を殺して、全体の音を作ってるわけではない。
ソロパートでも、それぞれの味わいがしっかり出てながら、
それを全体に飲み込んでいく大きな音楽なんやなあ。
だから今までになかった志生太くんのドラムが入ってきても、
その良さを活かした上で、
ちゃんとリョカンダファミリアらしい音になっている。
爆笑物販説明に続いては「タイからの便り」。
この曲は本日不在の國木まちこからの手紙という設定。
この曲では、志生太くんはバケツドラムを叩いた。
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これ、やば過ぎ!
エスニック感、倍増!曲にすごく動きがある。
当然、なんか踊りたくなって来る。
後ろを見ると、Colloidのひろちゃんが踊りまくってる(笑)
それにしても今日はMCがチグハグで、
場内、ややざわつく(笑)
まあ、かんちゃん、いつも、こんなんやけどな。
ワシは、そのかんちゃんのたどたどしい感じが好きで、
いつも笑わせてもろてるので、
今日は、ややおまけもらったような気分か。
言い間違いか「セック,,ス」とか口走ってたような。。
そういや、前、こんなこともあったなあ(笑)
「かっ飛ばせ送迎バス」は、いつもよりスピード感あって、
アクション映画みたいやった。
急ブレーキ、急発進の連続のよう。
いつもと音楽のペースは変わらないのかもしれないが、
体感速度は3割くらい増してる気がした。
おお!今日はワシの好きな「ばらとミツバチ」やってくれました!
テルミンの音が、もう蜂そのもの!
やっぱりうっとりしてまいますわ〜。
ケーゴのティンホイッスルが気持ち良過ぎたか。
うっとりしてるのに、なんかキュンと切なくなる曲でもあります。
曲終わり、グッチさんがプチっ!音を入れる。
ハチ、潰してしまいよったがな!(笑)
いきなり現実に引き戻されたわ!
曲順間違ってるかもしれんけど、「ボン・ボヤージ」は、
このバンドには珍しくボーカル入りの曲。
ボーカルはグッチさん。
けど、なんかちょっといつもと違うぞ。
船が蛇行しまくってる感じがする。
けど、これはこれでなんかおもろいぞ(笑)
後で聞くと、グッチさんがキーを間違ったか、
なんか失敗したみたいです。
それをも、味にしてしまうバンドの懐の深さ!
「宴会場は大騒ぎ」は、ほんまの大騒ぎ。
なんかもうこれは、ダンスバンドやな!
ああ、楽しかった!
Colloidメンバーも、みんな大喜びしてる。
ええ風が、吹いたな。
この後のColloidにも期待や。
そしてColloid。リョカンダファミリアの余韻で、
まだ客席がざわつく中で始まったが、
その一瞬で、舞台は森の中へ。
しかもColloidにしか作れない深く美しい森。
さすがですわ。
Colloidの音楽は、すごい緊張感があるのに、
聴いてると全身の力が抜けて来るくらい、柔らかくもある。
むちゃくちゃ正反対のこと言ってるみたいやけど、
今思い出してみても、どっちも間違いじゃない。
ほんまに唯一無二の世界やな。
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「春の雨」だったかな?楽器はコントラバスだけだったけど、
そのベース音が、優しく強かった。
今日は、いろんなところで、ベースの音が
ワシの耳に飛び込んできた。
あずみちゃんのベースが、また好きになった。
アッコちゃんのバイオリンは、時々二胡のように聴こえる。
Colloidの音楽には、国籍がないなあ、
というのは、前々から思ってたが、
今日初めて思ったのは、
Colloidの音楽には、基本、建物の気配がない、ということ。
これは、リョカンダファミリアを聴いた後だから、
思ったことなのかもしれない。
(中には、少し昔の日本、というか京都の町を
めっちゃ感じさせる曲もあります。)
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途中で、リョカンダファミリアのケーゴがワシの横に来て、
そっと「やっぱりこのバンドは異常です!」と呟く。
同じミュージシャンからしても、そう思ってしまうんやな。
もちろん、ワシ、大きくうなずいて同意する。
ほんまに何回も聴いてる歌でも、ドキドキしてまう。
構成が、よう練り込まれてて、
一人一人のすごい能力を、熟知して、活かしきってる感じ。
「夜の船」のラストに向かって、次第に楽器が減っていって、
最後は、ア・カペラになるところ、
いつにも増して、すげえドラマチックで、
客席のあちこちでどよめきが起こり、
そのままアンコールに雪崩れ込んだ。
もちろん、リョカンダファミリアのメンバーも、
立ち上がって声出しながら、手を叩いてた。
ほんま、すごいライブを観てしまった気がする。
まだ、その音の中にいてる気分なので、
冷静にレポートできてる気がしない。
終わってから、お互いのバンドが、
お互いのすごいところを言い合ってる光景は、
観客としても、嬉しくなる。
そんな幸せに満ちたライブだった。
せい子ちゃん、
また、この組み合わせで是非!
Colloidの音源はこちらから。