知らなかった「東京タワー闘争」。

Facebookの友だちで、会社の先輩で、
沖縄のこと、いろいろ教えていただいてる松本滋さんが、
Facebookにこんな投稿をされてました。

先週、金沢の21世紀美術館で観たひとつの作品が頭から離れない。
沖縄出身の作家ミヤギフトシが
赤い毛糸一本で英文を描いています。

in 1970 an okinawan man took
hostages in the observation deck
of Tokyo Tower
He held a knife to an Americanmans throat 
and shouted that 
children and Koreans could leave 
but Japanese must stay.

Would you leave me 
if that happend I asked
I’m not sure he replied
after a pause

1970年、東京タワーの展望台で
アメリカ人宣教師にナイフを突きつけ、「日本人よ、沖縄のことに口を出すな」「アメリカは沖縄から出て行け」と叫んだ富村順一のことを伝えています。

最後の文章は作家ミヤギフトシのメッセージ。
もし私がその場にいたら、この問いにどう答えるのかわかりません。
この問いから逃れることもできません!

21世紀美術館でこの作品は撮影禁止だったので、カタログから転載しました。 

1970年に、こんな事件があったことも知らなかった。
その青年、富村順一の叫びは、
沖縄の叫びそのものなのかもしれない。

50年以上経った今、その叫びは、
少しでも内地に、アメリカに、届いたのだろうか。

ため息が出てしまう。

富村順一の獄中日記が出版されてるようだ。
読んでみようかな。

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