鈴木亜紀と野郎ども@周。

昨日は、平野町の周に久しぶりの鈴木亜紀さんを観に。
昨日の「野郎ども」は、クラリネットの瀬戸さんとコントラバスの船戸さん、
ワシの好きな人ばっかり!
行かない手はないですわ〜。

まずは野郎ども二人入ってきました。

あれ?船戸さん、帽子かぶってる。
珍しい。
瀬戸さんとお揃い?
カラフルでええ帽子やな。

二人で、いきなりゴリゴリのフリージャズ!
かっちょいい!!

亜紀さん合流。
すごく自然にフワッと入って来はったけど、
その瞬間ゾクっとする。
そうだった。
この声が亜紀さんだった。
すぐに思い出せたぞ。

お!亜紀さんもお揃いの帽子かぶってる。
瀬戸さんによると、東日本大震災で、流されたりして、
もう掲げることのなくなった漁船の大漁旗で作った帽子らしい。
ああ!なるほど!!それで、あのカラフルさ!
欲しい!と思ったけど、もうそういう経緯の大漁旗が残ってないそうだ。
残念だけど、作った当初の意味を考えると、
わざわざ作るもんではないかもな。

亜紀さんの声は、優しいけど、すごく芯がある強い声。
そして、この曲は、上質やけど、どこかはみ出してるジャズ。
野郎どもの音がめっちゃ合う。
元々亜紀さんの音楽、好きやったけど、今日は、野郎どものおかげで、
さらに好きな音楽になってる気がするなあ。

亜紀さんと瀬戸さんの合作した曲は、
かなり激しい部分もあるジェットコースターのような展開の曲やった。
しかも瀬戸さんの小芝居入り(笑)

どれだけ激しくアバンギャルドでも、流れは崩れないで、
きれいなとこは、とことんきれい。

小泉八雲の「草ひばり」をモチーフにした曲も展開が面白かった。
つまり、どの曲も起伏があって、なんかそれぞれが短編小説みたい。
その中で、三人がそれぞれバラバラに動いてるみたいに思えるとこもあるけど、
やっぱりひとつのモノでつながってて、
だからこそ、それが合流して、
一気にこっち来る時の勢いが気持ちよくて、
圧倒されつつ、溺れてしまいたくなる。

二部は亜紀さんの奄美竪琴から始まった。

ああ!懐かしい音!
そう言えば、昔、奄美の竪琴を弾く盛島貴男さんを奄美で観たくて、
名瀬のライブ会場行ったら、亜紀さんとミーワムーラのムラさんまでいて、びっくりしたことがあった。

歌も奄美っぽく裏声混じりで。

次はアラブ。「鈴木亜紀と行く世界旅行」やなあ。
お!船戸さんがリード取り出した!
と思ったら、次は船戸さんも瀬戸さんも音出し続けてる。
瀬戸さんは循環呼吸でやってるんかな?大変そう!
厳しいリーダーやな(笑)
でも、こういうはみ出すとこも大好きや。
ときどき、雑音大会か!思うくらい、はみ出してくれる。

チュニジアの曲、より一層、物語みたいやな。
たまーにどジャズになる。
それも、めちゃかっこえけ!

船戸さんのソロも飛び出す。
ユニゾンからのブレイクがむっちゃかっこいい。
パタゴニアのウシュマイ?
聞いたこともない世界にまで連れて行ってくれる。
ほんまに、どこに自分がいるかわからん。
と思ったら「かもめはかもめ」で、なんかホッとしたり。

ラストの曲まで、一気に駆け抜けた感じでした〜。

アンコールは、小粋でオシャレで、
こまっしゃくれた感じで、亜紀さん、そのものやなあ。

最高のメンバー、最高の場所で、
思ってた通りの亜紀さん、
観たことのない亜紀さんを楽しめた。
満足。

で、ワシは偶然、会場で会った、山中さんと
立ち呑み屋で一杯引っ掛けて帰ったのであった。
写真は、山中さんから随分お借りした。
山中さん、ありがとう!

おまけで、その山中さんが撮ったワシの写真。
聴き入ってるのか、気持ちよくて、少し落ちてるのか。。


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