映画「ワン・セカンド 永遠の24フレーム」。

巨匠チャン・イーモウが目指したのは、
中国版「ニューシネマパラダイス」だったのだろうか。
文化大革命時代の中国を舞台に、映画をモチーフにした映画
ワン・セカンド 永遠の24フレーム」を観て来た。

ちょっと展開が強引な気がして、
何度か迷子になりかけたが、
さすがにチャン・イーモウ、
少ない素材で、たっぷり楽しませてくれた。

「文革時代の中国って、こんな感じやったんか」と思うこと、度々。
特に映画上映場所の喧騒は、面白かった。
劇場の天井付近を鳩が飛び、足元を鼠が駆け抜けた
インドの映画館を少し思い出した。

この時代の中国、勉強不足ゆえに、
互いに密告し合うピリピリした生活って印象しかないので、
人々が、その中でも、映画に興奮して、舞台に登ったり、
場所どりなどで喧嘩騒ぎになるようなシーンに、
少しホッとしたりもした。

文革時代だけあって、本編映画は絶対観たくないような、
プロパガンダ映画なのだが、
そこをうまく避けて、時代背景を踏まえた上で、
無理なく自然なストーリーにまとめる手腕はさすがやなあ。

主演の二人がすごく良かった。
特に女の子、ほぼ全編ザンバラ頭の少年っぽい感じなんだが、
最後、女の子らしい格好で出てくるシーン、
ハッとするほど可愛らしかったなあ。

この映画も音楽が素晴らしかった。
ア・カペラの民族音楽風女性ボーカルが、
映画のすべてを表すような、印象的な曲だった。

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