世界がこうなっても知らんからな、と言われた気分。映画「ニューオーダー」。

むむむむ、えらいもん観てしまった。
映画「ニューオーダー」。

ひとことで言うと、ディストピア映画なのだが、
ただのディストピア・ファンタジーではなく、
世界がこのまま、どんどん広がる貧富の格差をほっとくと、
いずれは、こうなるんちゃうか?
というのを突きつけてるような迫力とリアリティがあった。

追い詰められた人たちが、信じられないような残虐行為に走る。
しかし、それが、ただの想像だけではないことは、
映画を観てる間にも感じられてしまう。
善良なはずの人たちが、戦争中、どれほど容易く非道に堕ちたか、
フランス革命の後の粛清の嵐、
昨日粛清を行った側が、今日粛清されるような、
恐ろしい歴史を振り返れば、
この映画で展開される救いのない状況を
「ありえる」と思ってしまっていた。

何を言ってもネタバレになりそうなので内容には触れないでおくが、
この映画が86分と、少し短めで良かった。
これを120分やられると、ワシの頭は、崩壊してた気がする。
そして、この映画が終わった後も、
この映画の世界では、さらに残虐なことが起こるのかもしれない、
と思ってしまった。

矛盾を孕み、矛盾を解決しようとせず、進む世界の行き着く先は、
ニューオーダー、と言うよりは、ノーオーダーの世界であった。

世界が、この映画のようになってしまう前に、
我々は、どんな手を打てるのだろうか。


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