生の声を残してくれてありがとう。映画「乙女たちの沖縄戦~白梅学徒の記録〜」。

「ひめゆり学徒」は有名だけど、看護学徒として動員されたのは、
沖縄第一高女の女子学生だけではない。
他にも、沖縄全島で、多くの学生が動員されていた。
その中のひとつ、那覇市の現松山公園にあった沖縄第二高女の女学生も
「白梅学徒」として動員された。
彼女たちにフォーカスを当てた映画が「乙女たちの沖縄戦~白梅学徒の記録〜」。

数少ない生存者やそのご遺族や関係者を探してきての
インタビュー部分が強烈な印象を残す。
当然、ひめゆりの証言者と重なるところも多いけど、
知らないことも多くあって、やはり生の声のもつ
圧倒的なリアリティに押しつぶされそうになった。
インタビュアーは、若い女優さんで、
若干「突っ込みが薄っぺらいなあ」「ステレオタイプの感想だなあ」
と思ってしまうところもあったが、
今の若い人たちに是が非でも、興味を持ってもらいたいことなので、
そういう人たちに近い年齢の人が出演してることは、大きな意味があると思う。
生存者は、撮影当時で90歳ちょい上、本当によく撮っておいてくれたなあ。

「ちょっと辛いなあ」と思ったのは、後半の再現ドラマのパート。
前半の生の証言に比べると、どうしてもリエリティにかけてしまう。
少ない予算でやってるのか、リアリティだけでなく、クオリティも、
う〜む、と唸ってしまう、納得いく仕上がりとは言えないものだった。
ちょっと思ったのは、モチーフがモチーフなので、
どうしても芝居がオーバーアクション気味になる。
だったら、いっそのこと、沖縄とは思えない洞窟でロケするのではなく、
ステージで撮って、舞台劇にしちゃった方が、良かったのではないか、ということ。
であれば、オーバーアクションであっても、
舞台劇としてのリアリティに繋がって行ったのではないか、
その方が、予算的にもコンパクトになるだろうし。
と素人ながら思ってしまった。

前半の証言部分でも、インサートで、白梅学徒の絵本を長写しにしたりと、
「もう少し、工夫の仕方ないかなあ。予算の問題なのかなあ」と思うところがあったのだが、
ロケにかける予算、そっちに割いたら良かったのではないか、と思ってしまった。
素人意見で、すみません!

知らないことが、いろいろある、いい素材だっただけに、
ちょっともったいない気のする映画であった。

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