映画「岡本太郎の沖縄」(完全版)。

以前観た映画「岡本太郎の沖縄」の完全版が公開されたので、観てきた。

その時書いた文章を読み返してみると、
ほぼ今回同じ内容なのだが、
すっとこどっこいなワシの海馬のおかげで、
初めて観るみたいに「へ〜〜!」とか「ほほ〜〜」
とか言いながら楽しめてしまった。
どうやら、こんな大事な映画も短期記憶に入れてしまったのだな。
しっかりせいよ!わしの海馬。

一から感想を書くと、前回のとほぼ同じになってしまいそうなので、
今回、新たに感じたことだけ、手短に纏める。

この映画には、いろんな時間が重なっていた。
岡本太郎の立っていた時間、その岡本太郎が見つめる過去の時間、
岡本太郎を見つめる映画制作者の現在の時間。
(と言っても映画撮影からはまた少し時間が経過してるのだが)
さまざまな時間が入り乱れ、画面が今、どの時間を映しているのか、
ふと気づくと分からなくなって、クラクラしたりするのだが、
もしかしたら、それこそが、
この映画制作者の狙いかもしれない、と思った。
いろいろな時間軸を組み合わせながら、呪術のように、それを混ぜ、
最終的には、太古から連綿と続く沖縄の普遍的な時間を描き出し、
未来までも感じさせようという壮大な狙いではないのか、
と思ってしまった。
ワシの勝手な想像で、間違っていても構わない。
ワシにとっては、この映画は、そんな映画で、
この映画を通して、沖縄の普遍を垣間見れたと思ってる方が気分がいいので。

ひとつ残念なのは、予告編にも使われてる映画のテーマソング、
映画にすげえ合っててええなあ、思ってたのだが、
パンフレット観ても、公式ホームページ観ても、
詳細がわからないことだ。
この音楽の完全版も聴きたいぜ。

この映画、なぜか今の所、関西でしか公開してないようだが、
関東、沖縄には順次拡大していくようである。
ぜひ、全国公開になって、
たくさんの人に観て欲しいと思った。

さあ、準備は整った。
この映画を観てから、中之島美術館の展覧会岡本太郎に行こうと思ってたのだ。
めちゃくちゃ楽しみだ。

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