フランスですら、民主主義は危機に瀕しているのか。映画「暴力をめぐる対話」。

内容的には、非常に大切なことで、
「ようここまで踏み込んでくれた」とは思うのだが。

フランスの警察による暴力を描いたドキュメンタリー映画「暴力をめぐる対話」を観た。
内容はともかく、その構成がいかにもフランスらしいなあ、と思ってしまった。
「賢こ」が「賢こ」向けて創った映画やなあ、という印象。

前提としての「黄色いベスト運動」に対しての説明も一切なく、
たくさんのひとへのインタビューも、
どういう立場の人なのか、劇中では説明なし。
その人の言葉で推しはかるしかない。
その言葉が専門用語だらけ。
ある意味、言葉に頼った映画やなあ。
しかも、事前の予習が不可欠な内容だったので、
そこまで知識のないワシは、
観てる間、モヤモヤしっぱなしだった。

内容的には、ほんまに怖いなあ、思った。
暴力に正当性が与えられてるのは国家だけ。
「人権の母国」と言われるフランスで、
これほど、警察権力と一般市民との暴力対立があるとは。

予告編の最後の方にある言葉
「民主主義では意見の相違は必ずある。
もしすべての意見が一致するのであれば、
その民主主義には問題がある」という言葉が突き刺さった。

西側でも、東側でも、人権の母国、フランスですら、
世界の国の政府は、一人一人の意見を統制しようとする方向に進んでるのか。
民主主義の危機を、強く感じる映画だった。

誰もが、考えないとあかん、重要なテーマだけに、
もっとアホにもわかるように言ってほしいもんやなあ、
とつくづく思った。

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