大阪市中央公会堂、見学。
先日の日本銀行大阪支店見学に続き、
大阪市内名建築巡り、第二弾は、重要文化財中之島の中央公会堂っす。

元々の設計は、公募やったらしいけど、
煉瓦色の建物全体のイメージと下の方の白との縞模様見れば、
東京駅との共通点は一目瞭然、
これも辰野金吾氏が実施設計に関わった建物です。
重要文化財には珍しく、今でも普通に貸し出ししてて、
いろいろイベントやってるんで、
ワシも何度かイベント行ったり、
昼飯食いに行ったりしてるんですが、
今回は、予約してじゃないと見られない貴賓室を、
ガイド付きで、案内していただけるツアーに参加したんでした。
詳しい参加情報は、こちらから。

まずは、資料室でお勉強。
辰野金吾さんのことは知ってたんやけど、
出資した岩本栄之助さんのことは全然知らんかったので、
大変勉強になりました。
岩本栄之助さん、ワシの大好きな風景を作ってくださって、
それを見ることもなく逝かれて、ご無念のほどを思いつつ、
心から感謝いたします。


この創建当時の椅子や、大改修する前の基礎になってた木などは、
パブリックスペースにあるので、どなたでも見学できるようです。
そして、楽しみにしてた貴賓室。
正面から観たアーチのまさにその部屋です。

技術と贅沢の限りを尽くしたような部屋、
細かいところまで、観たことないような工藝や技が散りばめられてて。
圧巻ですわ。
細かいところは、それぞれの写真で。






描いてるんかと思ったら、
木工の象嵌でした。


レンズになってて景色が反対に見えます。


市松模様に。

下は大理石ですが、
上の白い部分は、大理石調にあつらえた
左官職人の技らしいです。
たしかに触ってみると、
温度や質感違いました。

不思議でした。
残念だったのは、ワシ、ランチ付きコース頼んでて、
てっきりここで食わせてもらえるんやと思ってたんですが、
ランチは行ったことのある地下の食堂で、とのことでした。
ここで食ってみたかったなあ。
ということで、貴賓室の見学は終了。
となりの大集会室では、なんかママさんイベント、やってました。

こんなところで、普通にイベントやるんすねえ。
ワシも何度かイベントで来たけど、
いつも、イベントより建物が気になっちゃうんすよね。







ワシは、古い建築やと階段室に目が入ってしまう傾向あるんやけど、
ここは、ひとつひとつの階段が違ってて、おもろかったです。
今回は、2箇所の階段しか行かなかったけど、
ここはパブリックスペースで、いつでも観られるようなので、
今度は全階段室、制覇したいなあ。
もうひとつの階段室。




正面入り口裏。


ランチは、美味しかったけど、
別に特別なものでもなかったので、割愛。
最後に、渋沢栄一氏、揮毫らしい定礎を見て、
ツアー終了。

ええもん、観られましたわ。
さあ、次はどこの見学行きますか。