鈴木常吉&良元優作@釜晴れ。

もう四日前のことですが、
木曜日は西成、釜晴れで、
毎年恒例になりつつある
鈴木常吉さんと良元優作さんのライブでした。

優作さんも「この組み合わせやと、初心に戻る」ゆうてはったけど、
優作さんが、なんやかわいらしゅう思えるのが面白いです。
段取りとか気にしてるのは、
優作さんなんですけどね(笑)

毎回、このときは、音楽に酔いしれてて、
メモしたりする余裕ないので、
ほぼセットリストですが、
ご勘弁ください。

今日は交代で持ち歌披露するやり方で、
まずは常吉さんの「父のワルツ」。
相変わらずの声の大きさに、
いきなり痺れる。優作さんは「昨日見た夕日」、
この流れ、理屈もなく納得できる。
優作さんのギターもやけど、
常吉さんのアコーディオンが醸す緊張感がいい。

久しぶりに聴く「目が覚めた」。 
この曲は、聴く日によって、文学的に聴こえたり、
哲学的に聴こえたりする。
この日は哲学的な日だった。

「春の虹」に続き、
ワシの大好きな「ダーティーオールドタウン」!
聴けてホンマに嬉しい!!
ギターも、ボーカルも、ちょこっと足す優作さんの音が凄くいい。
最近は滅多にやらんけど、優作さん、ソロでもこの曲、やってたもんなあ。
好きで知り尽くしてる感じ。

優作さんは大阪ベースで、
普段からライブよく行ってるので、
コメント、鈴木さんがどうしても
分厚くなってしまいます。
すんません。

「たーちゃん」の次は「寂しいときには」。
優作さん「この曲好きです」ゆーてはりました。ワシもです。

MCの鈴木さん節も、楽しい。
「ここ禁煙?」
「いいえ。」
「誰かタバコくれないかなあ」
優作さんさんがすかさず
「持ってへんのかーい!」と突っ込む。

「銀行の鐘」久しぶりに聴けたなあ。
これも切なくて好きな歌や。
「夢つぶしの歌」、「月と金星」と
好きな歌が続き、その後に「思ひで」。
氷のぶつかる音、引き戸の開く音、だれかのひそひそ話、
この曲はすべての音を曲の一部として吸収してしまう。
その場にある音のすべてが、この曲の一部になる。

「優作、それキーなに?」
と聞きながら楽器は持たない。
聞いただけのようや(笑)
で優作さんがやり始めたのは
「お風呂の歌」。

しばし休憩。
釜晴れの早苗ちゃんに、
柚子を分けてもらった。

冬至の柚子風呂が楽しみや。
あと、焼酎に、りんご、レモン、
干しぶどう、ハッカクとか入れた
アルコール版フルーツポンチ
みたいなやつも、うまかった!
早苗ちゃん、いろいろ工夫するなあ。
この店、うまさとコストパフォーマンスでは、
ほんまゆーことなし!です。

二部は優作さんの「キムおじさん」から。
常吉さんのチョロっと入れるアコーディオン、
ときどきピシャッとハマる。
そして、ハマると、めっちゃ良い。

常吉さんの一曲目は、
あータイトルなんやったかなー「さよなら太陽」?
久しぶりに聴くなあ!
常吉さんの曲の中では、比較的、ほのぼの明るく、微笑ましい感じ。
「晩ご飯が待ってるぞ、明日の朝寝過ごすな」
って歌詞、めっちゃ好き。

「永遠にこのままのわけがない」の
次はライブでは初めて聴く曲。
最近出た昔の音源のCD
「童謡」から「浜千鳥」。
聴くの初めてやけど、もう好き。
さざ波のような三拍子、
波間に見えたり隠れたりする鳥の姿。
もちろんCD買って帰りましたがな。

続いて「ペプシドライブ」、
最近観客参加型でコーラスするこの曲、
常吉さんも苦笑いしながら歌ってはりました(笑)
お!久しぶりに「肉屋」!
おもろいけど、名曲やわー!
商店街繋がりか(笑)優作さんは「天ぷら」。

「歩くだけの人」、
めっちゃブルージーになってて、
ワシの知ってるのと違う曲みたい、
かっこええ!

「ペンノレ」は、二人とも弾きまくり。
今日一番の熱量か!
「鉛の兵隊」のイントロだけで、
「アカヒゲ」。
おー!ライブで聴くのん、
なん年ぶりやろ!!
「匂いもしねえ、犬の糞」
好きな歌詞。

そして「石」。
これもすげえ迫力!!
ハモってる訳ではないんやろうけど、
二人とも声が違いすぎて、
ユニゾンには聴こえない。
でも、倍以上のエネルギーになって、襲いかかってきた!

ふたりの間の仲の良い和気藹々とした雰囲気と、
ときどきものすごい勢いで張り詰めていく

空気の緩急が、このライブは面白い。
ぜひ、恒例になって欲しいもんです!!

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