こまっちゃクレズマ~六月の京滋阪ツアー@ムジカジャポニカ。

先週金曜、京都で展覧会三昧したあとは、
大阪戻ってムジカジャポニカへ。
久しぶりの、たぶん4年ぶりの、こまっちゃクレズマ@ムジカなのだ。
観逃せるもんか。観逃してたまるもんか。

ちょっとギリギリになってしまったので、
ほぼ満席状態だった。
端っこのソファーが空いてたので、
座ると、そこにうなぎ犬がいた。

なんとなくワシと同じカラーリング。
赤と黒。そして白い丸。
ワシと同系色。お揃い。シンパシーを感じる。
同じような顔をしてみた。

演奏が始まったとたん、
つむじ風がほこりを舞い上げた。(ような気になった。)
そのつむじ風にさらわれて、気がつくと行ったことのない
中東か東欧の町で、さまよっていた。

体温どころか、生活や、人混みまで感じさせる音楽。
背景を感じる音楽って、何でこんなにおもろいのか。
メロディやリズム自体の歴史や、
そこに積み重なってる人々の気持ち、
そこにに演者の気持ちや歴史が混じってて、
奥行きがとんでもないことに音楽になってるんやから、
おもろくて当たり前か。
こまっちゃクレズマは、やっぱりすごいわ。

なんかこの日の梅津さんのMC、おもろかったなあ。
梅津さんが歌うのはおおたか静流さんに書いた曲らしい。
梅津さんのもええけど、おおたかさんの生で聴いてみたかったなあ。
ほんまに惜しい人が逝ってしまった。
ワシ、NHKの「にほんごであそぼ」って番組が好きなんやけど、
今でも、その番組でおおたかさんの音楽が流れる。
その度に胸がキュンとなってしまう。
そんな気持ちも混じってたのか、
後半、女性陣がコーラスで参加するところ、
なんか涙が出そうになる。

「すっぽんぽん」は多田さんが歌う。
楽しいわー!

二部は張紅陽さんの曲から。
美しくて、悲しいのは、
熊本の地震について書かれた曲という背景を
聞いたからだけではないと思う。

一曲一曲、全然表情が違うのに、
どの曲でも人や、生活や、悲しみや、喜びが感じられる。
人がそこにいる。
ワシにとって、音楽は人と切り離せないものだ。
つまり、これこそが音楽や、と思って、
また胸が熱くなった。

めっちゃ盛り上がったのは、
すごく有名な曲を、アラビアンスケールにしたもんらしいです(笑)
なんの曲やったかは、内緒。
ヒントとすると、「前科十犯」。



多田さん作の「ラテライト(赤土)」は、
賑やかで楽しい曲やなあ。大好き!

夏空さんのドラムソロは、なんだか不思議なドラムソロだった。
ドラムソロと言うと、超絶スピードで叩きまくる人が多いのに、
何だか、一つ一つの音を楽しみながら、味わいながら、叩いてるみたいな。
聴いてても、一つ一つの音の面白さが伝わってくる。
関島さんのリコーダーソロは、
二本吹き芸に挑戦!
チューバまで吹く(笑)
その間、他のメンバーは、
できるだけ邪魔にならんよう低くなりつつ、盛り上げる。
ほんま、大人の遊び方を知ってるバンドやわあー。

ラストは「峠のみち」。
関島さんが、震災後の東北のことを思って作ったらしい。
そーゆーこと知らんと、好きでよく聴いてた曲であった。
勇ましくて、どこか悲しげで、優しいメロディ。
その話を聴いて、さらに好きになった。

アンコール前に、撮影大会(笑)
せっかくなので、こっち向いていただいたの、
全部載っけときます。

そして「アロハ・オエ」のメロディで、「シーユーアゲイン」。
もともとこの歌の「アロハ・オエ」の意味は、
「我が愛をあなたに」とか「さようなら」とかいう意味らしい。
ああ、そうか!この曲は、もう会えない人にも呼びかけてるんやな。

楽しくて、悲しくて、深くて、
ほんまに味わい深い、大人のライブ、
堪能いたしました。

おまけ。

せいちゃんが写真撮ってくれた。
寝落ちではなく、目を瞑って深く聴き入ってるとこです!
そういうことにしといてください!

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