女性版ダメ人間映画、ではあるのだが。BBBムービー「To Leslie トゥ・レスリー」。
※否定的な内容と、ネタバレ的要素を含みます。
この映画が好きな方、未見の方は、スルーしてください。
う〜〜む、完全に予告編に騙された。
酔っ払いの、女性版ダメ人間映画で、
ちょっとほろ苦くて、泣けて、、
「こりゃ観逃せない!」って思ったんやけど。
こりゃ、ダメな方のダメ人間やなあ。
可愛げがもあまりなくて、
ほぼ最後まで誰かに甘えっぱなしで、
自分と向き合おうとはしない。
その前に人に頼る。
今うまく行ってないのは、誰か自分以外の人のせい。
そして、向き合うチャンスがあっても、
そんな時に限って、誰かが手を差し伸べてくれて、
甘やかしてくれる。
それを「愛」とか、言われてもなー。
最後、なんかいきなりええ話に持っていく感じもかえって冷めてしまった。
あと、せめてあの料理、自分でしたもんやったらなあ。
そこも甘えてしまうか。
第一、アメリカにはアルコール依存症は病気、って考え方がないのか。
彼女一人では、依存症から立ち直ることはできんのやから、
病院に行きましょうよ!
一回も病院のことが、話題にすら出て来なかったことで、
この映画の嘘っぽさが増した気がした。
唯一、褒めるとすれば、役者さんたちは、
ええ演技してはったとは、思う。