捨てられないのは、自分か、人生か。BBBムービー「断捨離パラダイス」。

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前に大型館でやってた時に観逃したので、
今回は、絶対観逃さないぞ!
と先週、十三に出かけた。

福岡を舞台にした、ゴミ掃除にまつわる悲喜こもごもを描く
オムニバス映画。
コメディの体裁を取ってるけど、
現代の日本の問題を上手く詰め込んでるなあ。
無理矢理感がなく、スッと入ってきて、
笑いながらも、ちゃんと現代社会の病巣が見えてくるのは、
脚本と演出の上手さなんやろなあ、と思った。

エピソードが「ガッチリ」ではなく、
「ゆるく」相互に繋がってる感じが、
映画的な演出ではなく、
福岡の町のスケールと合致してる気がして、
そこも「上手いなあ」と思った。

エピソードによっては「もう少し突っ込んでほしい。もったいない!」と
思うものも、いくつかあったけど、
それをやると、このサイズの映画では詰め込みすぎになるのかな?
続編やスピンオフに期待すべきかもしれん。

個人的には、あそこまで、ゴミを溜め込んでしまう心理というのが、
どうもわからなくて知りたかったのだが、
そこについての深掘りはあまりなかったかな?
ワシも物臭なので、けっこうゴミを溜めることもあるのだが、
ああなる前に、たまらんようになって動き出してしまう。
だからいわゆる「ゴミ屋敷」みたいなものを、
前々から不思議に思っていた。
そこを少し知りたかったな、とは思った。

エンドロール観てたら、知り合いの名前が出てきて、ビックリ。
思わず帰り道のバスに乗りながら、本人に確認。
「あのオカケンは、このオカケン?」
確かに、そのオカケンであった。
ポスターや予告編をお手伝いしたらしい。
両方、観てなかったので、家に帰ってから観てみた。

おお!やはり上手い!
「ゴミ」の意味をある意味、映画本編以上に広げてる気がする。
流石に「あのオカケン」やなあ。
ワシも、こんな仕事のお手伝いがしたいなあ、
と少し嫉妬する、小さなワシであった。

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