しゃぼん玉感謝祭2018大阪@ムジカジャポニカ 。

昨日は待ちに待った「しゃぼん玉感謝祭」!
今回はなんとツアーです。
昨日、大阪ムジカジャポニカ、
今日、京都 磔磔、明日名古屋 得三、
最終日は金曜日に東京のMANDA-LA2です。

まずは、久しぶりの常吉さん。

先月のソロツアーはワシ、入院中で見逃したんです。
入院して一番悔しかったことかもしれん。
ライブ観るの、一年ぶりくらいか。
初めの「水の中の女」で皮膚が常吉さんを思い出す気がした。
「ダーティーオールドタウン」で、体に沁み始めた。

「寂しいときには」で、体の芯まで常吉さんが染み渡った。
もう、頭とかではなく、体や衝動で聴いてる。
こうなったら、楽だ。考えても仕方ない。
音に心を任すだけ。

「疫病の神」「注射器」「ハレルヤ」、
どんどん歌と自分が一体化してるのか、
毛穴から歌が入ってくるようだ。
ここで、ギターをアコーディオンに持ち替えて「目が覚めた」。
衝動に任すしかない歌だ。いいタイミング。
ワシの全身は常吉さんを覚えていた。
耳ではなく、脳ではなく、
体が常吉さんの生音を喜んでいた。
三つ目の動画は、噂の観客1000人超えた中国公演。
ハレルヤの動画、ずっと探してたんで、
それが見つかったのも嬉しい。

二番手は良元優作さん。

最近よく一曲目にやる「眼鏡橋」から始まったが、
鈴木常吉さんで体が出来上がってたからか、
いきなり歌の世界にズンと入り込めた。
今日も優作さんはいい。
けど、しゃぼん玉感謝祭のときの優作さんは、
なんかいつもと少し違う気がする。
「きっかけ」のときも、それを感じた。
あれ?優作さん聴いて、こんな気分になったのは、
いつだったろうか、と遡ってみた。
あ、初めて優作さんを聴いた頃だ、と気がつく。
理由はわからんが、初めて優作さんを聴いた十年ほど前と、
同じような感じで聴こえてきた。
ひとことで言うと「新鮮」。
その気持ちは、次の「春の虹」でも続いていた。
なんでかは、ずーっとわからんかったけど、
そんな気持ちで、また聴けることが嬉しくなった。
いろんな人に優作さんを紹介してきたが、
はまる人が初めて優作さんを
聴いて驚いた表情するのを、少し羨ましく思ってたのだ。
まったく同じではないだろうけど、
そういう人に近い気持ちで聴けてるのかもしれない、
という嬉しさだ。
「キムおじさん」は、空気が澄んでいき、
そのあとに尖っていったような気がする名演だった。
この曲でも「今はもうない」て歌詞の最後の「い」が、
え?こんな歌い方したことあった?
こんなに不思議な音程で、
こんなにきれいだった?と思ってしまった。
なんか不思議と新鮮な出会ったことのない
良元優作さんに出会えた嬉しい夜だった。

続いてAZUMIさん。

このギター、この声、なんやろ?帰って来たーって気分になってる。
なんか寂しいのに、懐かしさも感じて。
子どもの頃、悪さして、外に出されて、
ええわ!と思いながら公園で遊んでたんやけど、
だんだん日が暮れてきて、夕焼けが怖くなって、
走って家に帰って、大声で謝って。
なんとなくそんな風景が浮かんで来た。
AZUMIさんの音楽は、めっちゃ大人の歌やのに、
ときどきそういう子どもの頃を思い出させる。
その理由も、自分ではよーわからん。

今日の「天王寺」はエレキで。
やっぱり、ちょっと違って聴こえるもんやな、
アコースティックに戻ったのに、
余計に激しくなって「何も考えない」。
こりゃすげー!!
まだイタコ芸始まってないのに、
あべさんが降りてきてる気がする!

打ち合わせにあったのかどうか、
鈴木さんと優作さん、
目配せしてステージに登って、演奏始める。
こりゃ、すげえぞ!
めちゃくちゃ、すげえぞ!!
しゃぼん玉感謝祭ならでは、つーか
これがしゃぼん玉感謝祭の醍醐味やろ。

鈴木さん「AZUMIさん、説法やる?」
AZUMIさん「今日はいいでしょ」で、3人で「石」。
AZUMIさんのエレキがエレーかっこええ!
こんな「石」初めて聴くぞ!
鈴木さんのアコーディオンもフリージャズみたい。
優作さんが「みんな一緒に」と珍しく観客に歌を要求。
もちろん歌う。
思いっきり歌って初めて思った。
「あーこの歌は、解放されるために
解放されないことをテーマにしてる歌なんやな」と。
歌って、ものすご解放された気分やった。

しゃぼん玉感謝祭に行こうか迷ってる方、
この一曲だけでも、来る値打ちありですよ。
来ないともったいないですよ!

アンコールは優作さんの
「まあいいやで日が暮れて」を3人で。
打ち合わせした風でもないのに、
これもめっちゃ良くて、
鈴木さんのアコーディオンソロ、AZUMIさんのギターソロ、
両方、難しいことしてないのに、
めっちゃかっこよくて印象的で、
なんか分からんけど「こーゆーことなんやな!」と思った。

3人でやってる動画を探したんやけど、見つからなかったんで、
疫病の神を鈴木さんと優作さんでやってる動画を。
鈴木さんの右で揺れる邪魔なおにぎりはワシです。
このときの最後の関島さんのリコーダーソロが凄くて、
背筋、凍りついたこと、今でも覚えてます。

終わってからも、仲良しの三人、
笑いながら話が尽きない様子。
常吉さんと久しぶりにゆっくり話せて嬉しかったなあ。

今回は優作さんの運転で、京都~名古屋~東京と回るそうです。
なんかわからんけど、いろんな事件起こりそうな予感(笑)
ラストの東京でも、仲良くすげえライブやってること、
心からお祈り申し上げます(笑)

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