奥の奥に純粋な魂を感じた。BBBムービー「ウェルカム トゥ ダリ」。

公式サイト

実際のダリの人となりについて、
それほど詳しいわけではないので、
この映画が、どれくらい事実に近いのかはわからなかったが、
この映画の中でのダリとガラは、
ほんまに変人過ぎて、
とても付いていけそうにない気がする。

だけど、その奥の奥には純粋無垢な魂みたいなもんが、
時折覗いて、
やっぱり芸術家のど真ん中には、そういうもんがあるんやろなあ、
と思ってしまった。

奇矯な行動で有名だったダリだけど、
その奇矯な行動も、奥に眠る純粋な魂も、
やっぱり本物の芸術家であることの、
ダリにとっては必須な要素やったんやろなあ。
ある意味、美術界初のロックスターでもあったような気がした。

狂言回しに、美しくはあるけど、普通っぽい青年がおるんも、
「ワシらはここから、この青年の視点でダリとガラ、
観たらええんやな」と気づかせてくれて、
親切な手法やなあ、思った。

途中、アリス・クーパーが出てきて、
ジーザス・クライスト・スーパースターを
演じるロックスター、ジェフと、
ちょっと対立する感じのところ、
「確かアリス・クーパーも何年か前、
ジーザス・クライスト・スーパースターの役、やってたよな」
と思って、ちょっと嬉しかった。

このジェフって人、誰かモデルがおるんかな?
と思ったら、実際、1974年当時、ミュージカルで
「ジーザス・クライスト・スーパースター」の主役やってた、
ジェフ・フェンホルトって人らしい。
映画の中では。アリス・クーパーに
「お前より、俺の方がすごい」ゆーてたし、
柄も「アリス・クーパーは下品、一時的な人気で、
結局はジェフの方が勝つ」ゆーてたけど、
実際は、アリス・クーパーの方が、
有名になったんやなあ、と思うと、少しおもろかった。

ダリのやってたパーティーて、
ロックスターとかドラッグクィーンとか来てる人たちとか含めても、
アンディ・ウォーホールとそっくりやし、
時代的にも重なってるので、
二人に親交があったのかな?
と思って検索してみたけど、
そういう痕跡は見つからなかった。
ウォーホールは、ダリをお手本にしてたんかもしれんな。


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