黄檗ランタンフェスティバルへ。
この日、最後の目的地は黄檗山萬福寺のランタンフェスティバル。
時忘舎で、電車の時間を調べる。
おお!京阪の一択やと思ってたが、
Googleマップさんが「地下鉄で六地蔵まで行って、JRに乗り換えた方が速いよ」と
教えてくれる。
そうなると、乗ったことのない路線に行きたくなるのが、
てっちゃん気味のワシの習性。
その方が駅も近いしな。
京都地下鉄の東西線、山科より向こうは未踏の地かもしれない。
まあ、地下鉄なんで、風景は楽しめないんやけど、
それでも、少しワクワク。
六地蔵駅で地下からJRの駅のある地上に向かう。
エスカレーターで、
「やっぱり京都は、左が立つ人、右が歩く人なんやな。大阪と逆や」
思って、写真撮ろうとしたが、
「上りのエスカレーターで写真撮るのは危険過ぎる!疑われる!」
と気づき、すんでのタイミングで、思い留まる。
危ないところでした。
黄檗の駅から萬福寺に向かう。
何年か前に来たはずなんだけど、
全然記憶がなくて、暗かったこともあって、少し迷う。
自信ないまま、角を曲がると、
むちゃくちゃ煌びやかな照明、出てきた。
ここか!
けど、ええと、きれいはきれいやけど、
思ってたんと違うぞ。
LEDなんやな。
光が揺れない!!
う〜む、文化財の中、というシチュエーションと、
モチーフが中華風、というのを除けば、
御堂筋となんぼも変わらん。
これはランタンではなくて、
イルミネーション、ゆーて欲しかったなあ。
そうか、ランタンゆーたら春とか新春のイメージなんで、
「なんでこの時期にやるんやろう?」思ってたんやけど、
イルミネーションなら、なんとなく年末やもんなあ。
ワシが期待してたんは、揺れる炎の怪しさやったんやなあ、と気づく。
つまりは、幽玄を求めていったんだが、
ここは、なんとなく、明るく楽しいテーマパークという趣でござった。
最後、LED電球やろうけど、同じ灯籠で、
オレンジの光で統一されてるとこが、
ワシ的には一番きれいやった。
あと、音楽はいらんなあ、こういうとこでは。
ますます、長崎のランタンフェスティバルに、行きたくなって来た。
まあ、ワシの言う逆逆やった方が、
若い人受けや家族連れに受けはええんやろうから、
仕方ないんやろうな。
めっちゃ多かったのは、写真撮りに来てた
コスプレイヤーたち。
なるほどなあ、これは普段とは違う写真、撮れるやろなあ。
「萬福寺に行ってきた!」という実感を得るために、
探し回って、開梛(かいぱん、木魚の原型)も撮ってきた。
ちょっと不思議やったのは、
たぶん中国の人と思われる観光客の人も、
何人かいてはったこと。
なんでわざわざ日本まで来て、
中国風のお寺に来はるんやろ?
ワシがヨーロッパ行って、日本庭園観たら、嬉しくなるやろか?
なるかも。そういうもんか。
う〜〜む、と思ってはしまったが、
まあ、ずっと気になってた祭り、
開催期間ギリギリに滑り込めたから、良しとしましょう。
たぶん、もう来ないけど。