誰かの夢の中を覗いたような気分になった。BBBムービー「花腐し」。
タイトルは「花腐し（HANAKUTASHI)」だけど、
腐臭どころか、匂いをあまり感じない映画だった。
映画のテンポ感とか、語り口とかは、気持ちよくて、
なんとなく夢の中を彷徨ってるような気分やなあ、
と思いながら、観ていた。
無頼とか昭和とかは感じさせるけど、
なんだかリアルな感じはしなくて、
それが、夢の中っぽさの原因かもなあ、
思いながら最後まで観てたら、ファンタジーやったんかい！
現在の話をモノクロにしてるから余計そう感じるのかもしれんけど、
それがええことなんか、悪いことなんかは、わからなかった。
ピンク映画である必然性とか、
心中した理由とかはわからなかったけど、
それは、わからないままでもいいのかもしれないな。
