サイバーでバンギャルド、BBBムービー「火だるま槐多よ」。

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はじめに言っておきますが、
好き嫌いがはっきり分かれるタイプの映画やと思います。
好きな人には熱狂的に迎えられる気がします。
その気分は理解できるのですが、ワシには、ちょっと辛い映画でした。

村山槐多さんの絵が好きで観に行ったのですが、
観ると、槐多さんの絵や言葉をモチーフに、
現代を舞台にしたサイバーでアバンギャルドで、アート系な映画でした。
それ自体は全然構わないのですが、
ストーリーよりも、イメージが中心で、そのイメージの表現が青臭い気がして、
だんだん背中の一番届きにくいところが、痒くてたまらないような気がして来ました。
青臭さも、今の若者の青臭さというより、
ワシらが若かった40年前くらいの青臭さって気がして、
昔の日記を見てるような痒さを感じた気がします。

血が流れる系のグロくて、
おどろおどろしいシーンがあったのも、
ヘタレのワシには辛かったです。

こういう世界なら、諸星大二郎さん脚本で、
鈴木清順さん演出で観てみたかったような気にはなりました。
せっかくなので、槐多さんモチーフに曲作ってる友川カズキさんの曲も使って。

この映画でも少し感じたのですが、
セリフを棒読みっぴくすると、
もれなくシュールでアートっぽくなる、みたいな傾向、
なんとかならんもんなんでしょうか。

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