本気で人生を捧げるもののある幸せ。BBBムービー、泣き②「無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語。
3本のうちで、これが一番泣いた。
ワシ、プロレスなんて、全然興味なくて、知識もほぼないのだが、
予告編観て「なんかおもろそう」と思って行った映画だった。
こんなに泣かされるとは、、。
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きっと学生時代もクラスの中心人物だったような人ではない。
ある男の、人から見たら、アホにしか思えないような、思い入れと行動が、
同じように悲しさや孤独を抱えた男たちを紡いで行って、
大きなうねりを作り出し、町の文化にまでなって、
それを観る子どもたちに夢を授けていく。
映画は一人のバカな男の伝記を超え、
一点で生き方や目標を共有できた男たちの夢の軌跡、
そして家族の物語へと展開していく。
フィクションの映画だと、ちょっと引くくらいの感動的な展開が、
ドキュメンタリー映画という「リアル」で、展開される。
だいぶ時間を残したところで、サムソン宮本さんが亡くなってしまって、
「あれ?このあとどうするんだろう、、」と思ったら、、。
サムソン宮本さんが亡くなる少し前から最後までの、30分くらい、
ワシは、ずっと泣きっぱなしだった気がする。
残されたものの、サムソン宮本さんへの思いの熱さ、
だけではなく、その熱い気持ちを自分の一部として、
これからの生き方に反映させていこうという真っ直ぐな決意に打たれたのだろう。
対象が何でも構わない。
ここまで熱くなれるものがあって、
それを共有できる仲間がいて、
それを支えに生きていける人生の、
なんと素晴らしいことか。
映画観終わった今でも、さほどプロレスに興味が湧いたわけではないが、
オッサンタイガーさんと、メガネのプリンスTOMOYAさん中心に、
再活動される新根室プロレスの今後は、見守っていきたいと思う。
おまけ、アンドレザ・ジャイアントパンダさんの
圧倒的な大きさと破壊力には、大笑いさせていただきました。