めっちゃ好きになりそうな映画を途中まで観せられた気分。BBBムービー「GINAGINA ぎなぎな」。
44分の短い映画なので、ジェットコースターのように、
すごい勢いで物語が展開していくのかと思ってたら、
さにあらず。
ゆっくり感情が育っていくのを待ってるかのような大人な展開。
確かに、次々にエピソードがあるんだけど、
説明的にもなりすぎず、かと言って、分かりにくくもなく、
観てる人間の生理的リズムに合わせるように、
物語が進んでいく。
表現の仕方、省略の仕方が上手いんだろうな。
プロの技だ。
けど、もう終盤のはず、新しいエピソード入れたりして、
ほんまに終われるの?
と思ってると、ワシ的には唐突に思えるくらい、
バスンと終わってしまった。
え?ここで終わってほんまにええの?
何か、言い忘れたことない?
ワシが観逃したことがあるの?
観てしばらく経っても、まだちょっと理解しきれずにいる。
ここから、まだまだ広がっていくんじゃないの?
あんだけ丁寧に描いてたスタッフが、ここで終わって納得できるんだろうか?
なんか連続ドラマの第一回目だけ、観たような気分なんですけど。
すごく、惹かれたのは、予告編でも聴ける藤原愛さんの音楽。
知らなかった人やけど、すごく生で聴きたくなった。