坂本さんが遺してくれたもの。BBBムービー「坂本龍一 WAR AND PEACE 教授が遺した言葉たち」。
政治的な発言をしないでおこうとしてた坂本龍一さんが、
次第に政治的な発信していくようになった理由とその過程が、
すごくよくわかる映画だった。
911以降、日に日に混迷を増していく世界、
そこに天災や放射能被害も重なっていく。
坂本さんが少しでも変えようと思った方向とは、
逆に逆に行こうとしてるかのような世界。
虚しかったのかもしれない。
だけど、だからこそ、やらずにはいられない音楽があったのだろう。
遺さずにはいられない言葉があったのだろう。
坂本さんが最期の最期まで、遺そうとしたもの、
遺してくれたものを、考え続けていきたいと思った。
映画が終わってからも、坂本さんの願いのような、
この曲が頭の中で流れ続けていた。