桜川春子ワンマン〜寸劇歌謡ショウ〜@ハードレイン。

本日は、桜川春子ちゃんの新作寸劇歌謡を観に、ハードレインに行ってきた。
(「寸」はいらん、立派な劇やと思うんやけど、本人が付けてるようなんで、付けておきました。)

おもろかった、すごかった!
今回は、全くの書き下ろしで、春子ちゃん、一人4役、
もう一人、アコーディオン演奏と芝居に絡むかんのとしこちゃんも出てくるけど、
かんちゃんは、ジェスチャーなどで芝居してセリフなしなので、
実質、セリフは2時間以上、春子ちゃんオンリー。

一人目のキャラは水森亜土ちゃんみたいなビジュアルで、
オタク系の言葉を操る漫画家志望の美内みずき(美内みずえさんの姪っ子という設定)。
妄想癖の強い独り言女なので、自然とシチュエーションが頭に入りつつ、
美内みずきの強烈なキャラも伝わってくる。
上手い脚本やな。
劇のところどころ、ストーリーの一環として、歌が入ってくる。
みずきの歌は、ちょっとかわいい、思ってしもた(笑)

二人目は、バキバキ大阪弁の60歳手前の演歌歌手、辻川キヨコ。
って、春ちゃんに近いキャラやな(笑)
春ちゃんなんで、ところどころに笑いも盛り込みつつ、ストーリーが展開される。
最後に歌った「恋はわたし日和」、よござんした。

三人目は、ハイテンションキャラ、かの引っ越しおばさんと
春ちゃんの名キャラ、ガラスの仮面の月影先生を混ぜたような謎の人物。
この人物、物語のキーポイントとなる人物で、
後ほど、しっとりと落ち着いた雰囲気で出てくるんやけど、
ちょっと色っぽくて春ちゃんが、すごくええ女に見えてしまった(笑)

四人目は狂言回しの役も兼ねる婦人警官。
この人物もなかなかユニークで
「ああこういう婦人警官って、刑事物ドラマに必ず出てくるよな」と思った。

一人一人のキャラが際立ってるなあ。
春ちゃん、それをきちんと演じ分けてる。芝居うまいなあ。

ストーリーはミステリー的な面もあって、
芝居としても、ドキドキしながら物語に入り込んでしまった。
最後まで、見飽きないストーリーで、
四人の人物の、それぞれ後日談が、ちゃんとエンディングで語られるのも
「ようできてるなあ」思った。

もちろん、物語を盛り上げる、かんちゃんのアコーディオンも、
不気味だったり、切なかったりで、効果抜群でございました。

フィナーレでは、かんちゃんも春ちゃんと踊っておりました。

終わってみれば、2時間くらいの大芝居。
この練られた脚本を春ちゃんが全部自分で書いて、
それだけ長いセリフを覚えて、澱みなく芝居して、
衣装や小道具、大道具も全部用意して、
現場も、二人でセットチェンジまでする。
才能も、努力も、舌を巻いてしまうなあ。
この芝居をやるのに、一体どれくらい時間かけたんやろ。
ほんまにようできた芝居なんで、一回で終わらすのはもったいない。
もっと大きな箱で、スタッフにサポートされた形で、
公演させてあげたいなあ、と思ってしまう素晴らしい芝居でございました。

春ちゃん、かんちゃん、感激したで。
観劇した、ゆ〜駄洒落とちゃうで。
ほんまお疲れさまでした。
ほんで、ありがとう!!

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