映画「偶然と想像」。

年末から観たいと思ってた「偶然と想像」昨日、ようやく観てきました。
ワシ、映画監督のこととか覚えるの苦手で、
あまり監督きっかけで映画観たりはしないのだけど、
この濱口竜介監督は、観た映画、テイスト違ってるのに、
何か、同じものが流れてる気もするし、
それぞれ、強烈に惹きつけられたので、
今回は、監督きっかけで観てみました。
濱口監督の過去作品の感想は、こちら。

で、今回の「偶然と想像」。

面白かった。今回はオムニバスで、関連のない三つのショートストーリーで構成されている。
ひとつひとつの話が丹念に練られてて、
それぞれにきちんと完結してるんだけど、
一話ごとに終わった瞬間「ああ、今の話、もう少し観たかった」となんとなく感じていた。

たぶん作為的になんだろうけど、少し棒読み気味のセリフなのに、
ストーリーだけ追うと「荒唐無稽」と言われても仕方ない話なのに、
すごくリアルで、不自然さはない。
「ああ、この考え方、この話の進め方、ワシもやるかも」と、何度か思った。

三話、出演者も違うし、全く関連のないストーリーなのに、
観終わると、何か「人生」というものを、順を追って観たような気がした。
いや、角度を変えて観たのかな?
とにかく、人生ってこんな風なもん、
と理屈を超えて思わせる説得力に満ちた映画だった。

この映画に出てる役者さんが全員好きになってしまった。
特に古川琴音さん、良かったなあ!
濱口監督の映画、これからも追いかけていこう。

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