「安野先生の不思議な学校」安野光雅美術館コレクション@美術館えき。

安野光雅さんの追悼展「安野先生の不思議な学校」観に行ってきた。

ええ展覧会やったなあ。
「えき」の展覧会は、いつも、レイアウトも工夫してあって、面白いんやけど、
今回も、フライヤー裏面のイメージで、
全体を学校、各教科ごとに教室みたいにしてあって、
わかりやすく、観やすかった。
安野さんの学校の先生出身という経歴も反映してて、
ようできた会場デザインやなあ、思った。

安野さんの作品は、タッチはいろいろ変わるし、輪郭線ないものも多いのだけど、
どれも輪郭が清潔で、迷いがなく、美しい。
だから切り絵になっても、わかりやすく、安野さんらしい雰囲気になるんかなあ。
そして色は、淡く、明るく、優しく、やはり美しい。
絵によってはヨーロッパの絵本のようでもあり、
明治以降の洋画の影響を受けた日本画のようでもあり、
ほんまに退屈せず、
子どもから大人、ご老人まで、誰でも楽しめると思う。
そして、どの絵を観ても、デザイン性がすごく高い気がする。

見覚えのある絵も多くて、
子どもの頃、ウキウキしながら観てた気持ちを思い出した。

安野さんの教育方針は、
覚えるとか、ではもちろんなく、理解するってだけでもなく、
自分で考えることの楽しさを教えてくれる気がする。
子どもの頃、こんな先生に会えたら、楽しかったやろうなあ。
そして、こういう教育って、今北欧フィンランドなどで展開されてる
一番進んだ、これからの教育にも通じる気がした。

まあいろいろ言いましたが、
理屈抜きにただほっこりするためだけに行っても楽しいと思います。
クスッと楽しくなると思います。
会期、今度の日曜までですが、是非!!

ほとんど、ネタバレのような動画を見つけたんですが、
これを観てからでも、楽しめるし、理解が深まると思うので、貼っておきます。

まずは、全体の紹介。

その1、故郷の津和野。

その2、切り絵と水彩のお話がひとつの物語に。

その3、数学の本質。

その4、新解釈、珍解釈?イソップ物語。

その5、片思い百人一首。

京丹後市の安野光雅館にも行ってみたいなあ。
安藤忠雄さん建築ってのが、気にはなるが。

安野光雅さん作品のお求めは、こちらから。

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