アート映画二題その②「見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界」。

二番目の映画は「見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界」。

このヒルマ・アフ・クリントというスウェーデンの女性抽象画家のことは
全く知らなかった。
なんでもカンディンスキーやモンドリアンより早く抽象画を描き始めてたらしい。
正直なところ、ワシは抽象画をよくわかっていない。
カンディンスキーも、モンドリアンも、
「現代的でデザインとしてもかっこいいな」とは思うけど、
絵画として、そこに意味やテーマを感じることは、あまりできない。
ヒルマ・アフ・クリントの作品も「なんだかテキスタイルデザインみたいやな」と
思ってしまった。
テキスタイルデザインの先進地域、北欧の画家というところから、
そう感じたこともあるのかもしれない。

しかし、この映画の切り口は、この画家の紹介にとどまらない。
美術界の男性優位な状況に切り込んでいく。
確かに、ワシの乏しい知識の中でも女性の画家というのは、
数えるほどしか知らないなあ。

この画家の出現が映画の言うように、
美術史を塗り替えるものなのかどうかは、
ワシには分からんけど、
状況を見守っていきたいとは、思う。

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