ただのコメディーではない。けっこう考えさせられる映画「シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ」。

シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち」の続編、
シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ」、なかなかおもろかった。

コメディーやと思って観に行ったんやけど、
ロードムービーの趣もあり、
現状の社会問題も垣間見えて、
芯のところでは骨太の、奥深い映画やなあ思った。

現実にあるフランスのゲイの水球チームがモデルらしい。
そのチームが世界大会が開かれる日本に、向けて、
飛行機乗るんだけど、経由地で、えらいことに巻き込まれる。
フランスから日本に向かう途中に経由する、となると、
地図上でも、大部分、かの大きな国の上空通ってるんで、
たぶん、あの国がモデル。
実際「チェチェンがどうこう」というセリフもあったしな。
チェチェンは、かの国のかつての連邦国で、
同性愛に厳しいことで知られている。

あの国は、同性愛が禁止されてて、
メンバーが連れて行かれたのは、、というストーリー。

その救出劇も面白いのだが、
最後、かの国で、自分の性的嗜好に悩み、
自ら矯正施設に行った青年が
水球チームの活躍を知った時の表情がすごく印象的だった。
それぞれ生きる国は違うし、
置かれてる状況となると、同じ国の中でも、
一人一人違うんだろう。
かの国で暮らす人の苦しみは想像に余りある。
でも、それぞれが、それぞれに希望を持って、
苦しい世界を生きていこうとする。
そんなちょっと嬉しくなるシーンだった。

日本についてのラストシーン、
カバーだったけど、ボウイの「Heroes」がかかって、
「ああ!ピッタリ!!むちゃくちゃええ選曲!」と
ちょっと泣きそうになってしまった。


Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA