ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展-ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティ@国立国際美術館。

中之島の国立国際美術館で開催中の「ピカソとその時代」に行って来ました。

さすが何れ劣らぬビッグネーム!
平日午後やと言うのに、けっこうな人出でした。
観るのが辛くなるほどではなかったですが、
休日だと、この数倍になるだろうから、
やはり平日に行って正解やな、思いました。

初めて観る作品も多く、ほとんどの作品が写真撮影OKだったので、
素人の見当違い解説はやめといて、
印象に残った作品、好きだった作品の写真を載せますね。

まず、パブロ・ピカソ。

やはり今回の超目玉だけあって、
初期から晩年のまで、満遍なく展示されてて、
時代時代で観ると、ピカソが生涯体験した
二回の世界大戦や、その他の戦争に、衝撃を受けて、
画風にまで影響してたのが
わかった気がしました。

続いてパウル・クレー。

クレーの作品を、こんなにまとめて観たのは、たぶん初めて。
デザインセンスとしては、一番現代的な気もしました。
繊細で傷つきやすい、だけどユーモアも理解する人なんちゃうかな、
と思いました。
根拠はないですが。

そして、アンリ・マティス。

マティスの生命力溢れる作品は昔から好きやったんですが、
観たことない作品がほとんどやった今回も、
キュンとしちゃう作品ばかりで
「期待を裏切らへんわあ、マティスはん」となんか、
近所のおっちゃんのように、
心の中で話しかけてました。
きっとマティスはんは、怒らんと思う。
これも根拠ないけど。

最後はアルベルト・ジャコメッティ。

ジャコメッティの絵画作品を観るのは、たぶん初めてでした。
この人は、ほんま同じ時代を生きてるなあ、
と思わせてくれます。
1966年に亡くなってるので、
ワシと重なってるのは4年だけで、
ピカソより短いのですが、
苦悩のあり方で言うと、ピカソよりジャコメッティの方が、
ワシに近い気がしました。
まあ、ジャコメッティほど、ワシ苦悩してないかもしれませんが。

これに先立って、四人ともが影響受けたセザンヌの展示もあったのですが、
写真撮り忘れてました。
セザンヌの配色とか、造形とか、ほんま印象派の中では、
一番、後世に影響与えたかもしれんなあ、思います。

ほんま、ええ展覧会やったなあ、思います。
5月21日まで開催してますので、
まだの方は、是非!

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