BBBムービー「ウィ、シェフ！」。
出演する若者たちは、本物の移民から集めたらしく、
彼らを含め、出演者たちは、みんなチャーミングで、愛おしくなる。
あまり料理が美味そうに見えないのは、
好みの問題か。
まあ、料理より、移民問題に焦点当ててるからかもしれんな。
面白いどんでん返しもあって、ストーリーとしてはよくできてるとは思うんだけど、
なんか全体的にサラッと終わってしまったような気がした。
プロットとして、この時間内に納めるのは、ちょっと無理があったんかな。
若者と主人公の距離の縮まり方も、
若者たちが料理を好きになっていく過程も、
あまり苦労が感じられなかったのが、
そのサラッとした印象に繋がってるのかもしれない。
けど、ワシのあまり知らなかった、
フランスの移民問題に切り込んでいく姿勢や、
それをちょっとコミカルに描く姿勢には、
共感を覚えた。
観た後、ちょっと気持ちよく映画館を出られる映画ではあると思う。
ワシ的には、フランスの移民も、いろいろ苦労があるんやな、
ということを知れただけでも、観に行く価値のある映画やったと思います。
生きる、死ぬの問題にさらされている
日本の移民ほどではないかもしれんけど。
