負けるなおかん。BBBムービー「幾春かけて老ゆかん」。
おかんが91歳で初の歌集を出したので、
それより年上で、現役歌人として活躍してる
馬場あき子さんのことが気になってた。
ちょうど、ドキュメンタリー映画が公開されたので、
観に行ってきた。
おかんも誘ったのだが、すごく観たいけど、
やはり足腰に不安があって、
十三まではとても、行けない。
行っても、途中でトイレ行きたくなったりすると大変、
ということで、一人で行ってきた。

おかんに観て欲しかったなあ。
歌に、能に、ものすごくエネルギッシュだし、
全部、義務ではなく、心から楽しんでいる。
そして、歌は意外と斬新なのに驚く。
だんだんそのスパッとした人柄が好きになってゆく。
ワシが馬場さんを好きになるスピードは、
撮影が進むにつれ、制作者と馬場さんの距離が近くなっていくスピードに
比例してるような気がした。
最初はぎこちない距離感だった制作者と馬場さんが、
どんどん近くなっていき、
馬場さんのお人柄が、身近に感じられるようになっていく。
制作者の思いと同期できる映画、
これはいいドキュメンタリーやな。
やはり、年取って、何かに興味を持続させるってこと、
なにかを好きでいることが、命を長らえさせるんやなあ。
おかんにも、もっとどんどん歌を作ってもらいたい。
ちょっと残念だったのは、パンフレットが発行されてなかったっこと。
せめて、おかんにパンフレットで、馬場さんのこと、映画のこと、
伝えたかったな。