ただ生きてるだけでかっこいい。BBBムービー「シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~」。

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平日昼間に観に行ったとは言え、
けっこう年配の方、多くて、ワシ平均年齢下げてて少しショックやった。
ぜひ、若い人にも観てほしい、素晴らしい人間やなあ、思った。

この人は「俺はロックだからこうしなくちゃいけない」とか
ことさら考えてないんじゃないだろうか。
ただ自然に、ロックが好きで、ブルースが好きで、
だからのめり込んで、
そしてシーナを愛して、家族を愛して生きた、
ただの男なんじゃないだろうか。
そして「ただの男がかっこいい」ということが、
結局一番かっこいいんじゃないかと思う。
突っ張ったり、見栄を張ったり、背伸びするのではなく、
そのまんま、自分のまんまがかっこいいのだから。

甲本ヒロトさんが何度か出てきた。
下北沢で、鮎川さんをよく見かけたらしい。
「この人、スーパーの袋ぶら下げて歩いてるでも、
かっこええんか」思ったらしい。
ちなみにシーナさんも、
かっこいいけど、本当に普通の主婦やったらしい(笑)

デビュー前のヒロトさんと鮎川さんの話もおもろかったけど、
それは映画を観てのお楽しみに。

そして、鮎川さんが、そんな風に自然でいられたのは、
シーナさんと出会い、シーナさんとバンドを組んだからなのかもしれない。
その延長線上で、家族と自然な時間を過ごし、
ちゃんと親として時間を過ごしたからかもしれない。
その意味で、この映画のタイトルは、すごくよくできてると思う。

そんな鮎川さんと、ミュージシャン鮎川さんを分けることは、
不可能だし、意味がないような気もする。

鮎川さんとバンドを組んだ人、さっき言ったヒロトさん、
友部正人さん、いろんな人が出てきて、
鮎川さんとの思い出を語るけど、
みんなすごく楽しそうに、喋っていた。

鮎川さんの少し前に亡くなった福岡のJUKE RECORDの
松本さんが出てきてたのも嬉しかったな。
松本さんの動画、初めて観たかもしれない。

とは言っても、自然そのままでかっこいいのだから、
演奏シーンは、もれなくカッコええけどね。

ワシとしては、シーナとの思い出の詰まった場所、
若戸大橋の下で、亡きシーナのことを語る
鮎川さんの笑顔が、一番かっこよかったかもしれない。

最後もヒロトさんの言葉で締めたい。
「いなくなったことは問題じゃないんだよ。
いたってことがすごいことなんだよ」
一万回、うなづこう!

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