春画も映画も「おおらかな性」を描いてました。BBBムービー「春画先生」。
おもろかった。
「月」「沈黙の自叙伝」とめっちゃ重い映画を観た、
翌日に観たので、何だか、この馬鹿馬鹿しさに救われるような気持ちになった。
おもろいだけでなく、よくできた映画だとも思った。
映画のテーマである(とワシが思う)「おおらかな性」というのが、
春画とも重なり合ってて、
「ブレがないなあ」と感心した。
白川和子さんの起用もブレのなさを証明してる気がした。
ワシ、常々、明治政府のキリスト教的倫理観の
中途半端な導入がしゃらくさいなあ、思ってるんで、
「そうそう!行け行け!」思いながら観てました。
セックスなんて、する人が同意してて、
殺したり、重大な怪我とかさえなければ、
SMでも、複数でも、スカトロでも、
やる人の好きにさせとけばええやん!
他人が、どうこういうもんやないやん!
と、思ってるので、
まさしく、そんな映画で、
ほんま痛快でございました。
あ、ワシが、そういうの好き、
という意味ではありませんよ。(たぶん)
それにしても、安達祐実さん、ええ演技してたなあ。
「月」とは違う意味で、スタッフの勇気を感じる、
楽しく、深い映画でございました。
映画に出て来た永青文庫の春画展の図録が
欲しくなって検索したんですが、
けっこうお高くて、悩み中です。
以前見た春画のドキュメンタリーの話は、こちら。