インドネシアの現実と才能に驚かされる。BBBムービー「沈黙の自叙伝」。
恐ろしい映画だった。
九年前、衝撃を受けた「アクト・オブ・キリング」の名前が
予告編やフライヤーに出てたので、
観に行ったのだが、
これが、ほぼ現代を舞台にしたストーリーということで、
余計に恐怖を感じた。
そして、すごく巧みな構成にも驚かされた。
インドネシアにも、どえらい才能のある映画人がおるんやなあ。
ラストシーン、ほんまに巧みやなあ、と感心したのだが、
あれは「この少年も、いずれは、あの将軍のような、、。」という
暗示なのかもしれない、と思うと、
闇の深さを感じずにはいられなかった。
ちなみに、この映画を「月」の後に観てしまった。
怖い映画、二連発で、ボロボロのヘトヘトになってしまい、
この後、梅田で買いたいものがあったのだが、
そんな気持ちになれず、
とっとと家に帰って、何もせずにその日の夜を過ごした。