人間は、こんなに残虐にもなってしまう。だけど、世界を変えるのも、やっぱり人間なのだな。BBBムービー「TILL(ティル)」。
アメリカ北部と南部で、人種差別感情が大きく違うという知識はあったけど、
ここまで違うとは、、、。
北部ですら、差別感情がゼロではない描写はあるんやけど、
南部は、本当に人間扱いされてなかったんや。
けど、たとえ犬や猫でも、こんな残虐な扱い、ワシはできない。
なのに、あんな小さなことで、
こんなことを同じ言葉を喋る人間にしてしまう。。
しかも裁判で、平気で嘘がつける。
ワシの持ってる知識や感情では、考えられないんやけど、
そういうふうに育つと、そんなことができてしまうのが、
人間という動物なのかもしれない。
でも、そのままでいいわけがない。
そのことに気がついて、基本的人権という概念に辿り着き、
進化したのも、人間。
この母親の勇気は、すごいなあ。
やっぱり世界を変えるのは、基本的には「愛」なのかもしれない。
きっと、あらゆる差別に対する現在の状況は、
この母親や、大勢の人々の、愛する人間のために命を賭した努力の末に、
獲得していったものなのだろう。
だからこそ、この動きを逆行させてはいけない。
少し、油断すると、我々は、この被害者にも加害者にもなってしまう。
今も世界は、同じような被害者と加害者を生み続けている。
動きを逆行させてしまうと、
この映画の被害者少年「ボボ」は、
明日のワシかもしれないのだ。